12月12日(月)に発売するフィンランド特集。「世界一幸せな国」なんていわれることもあるこの国。たしかに、素敵な北欧デザインの宝庫で、森や湖などの自然が近くて、社会制度も充実している......。世界の国々のお手本にもなっているフィンランドは、知れば知るほど憧れの的。今号は、そんなフィンランドを移ろいゆく季節とともに旅しました。その中身を少しだけご紹介!
©️KAORU SATO
冬は厳しい寒さになるフィンランドでも、森では多種多様な動植物が生息しています。ベリー狩りやハイキング、湖水浴など、フィンランド人の休日にも欠かせない存在である森には、どのような生態系が広がっているのか?イラストとともに見ていきます。
©️ERIKO KAJI
フィンランドの夏は明るく、そして短い。南部のヘルシンキとタンペレで過ごした写真家の加治枝里子さんは、まぶしい夏の光の下、サウナを通じてフィンランドの女性たちに出会いました。強くしなやかな彼女たちの生き方に魅せられた、ひと夏の思い出を綴ります。
©️LUMIKKA
フィンランドといえば、デザイン。だけど、人口も少なく気候も厳しいこの北の地が、なぜ世界を魅了するデザインを生み出し続けるのか。フィンランドの大学でデザインを学び、日本と行き来してこの国のカルチャーを届けるlumikkaさんが、フィンランド人の「日常」、「風景」、「感性」などを鍵に、デザインの種を集めていきます。
公共スペースから一般家庭にまで、暮らしに浸透するフィンランドのデザイン。建築、家具、生活雑貨、テキスタイルの4つの分野にわけて解説。また、ジャンルを横断的に活躍している人が多かったり、家族や師弟関係で繋がっているのもフィン・デザイン界の特徴。デザイナー相関図を眺めてるとまた違った景色がみえてきます。巨匠の足跡を追いつつ、そのほかのつくり手たちや作品の連なりから、フィン・デザインのかたちをつかんでいきましょう。
©️YOKO TAKAHASHI
首都ヘルシンキからバスで北上すること約 1 時間。カルッキラという小さな町に、とある映画館が誕生したのをご存知でしょうか。 そのオーナーの一人が、フィンランド映画界の巨匠アキ・カウリスマキです。 この映画館を訪れた際、なんと偶然にもカウリスマキ監督本人にインタビューすることができました。彼が語る、町と映画、人と映画の姿とは。
©️SHU KOJIMA
日本の山奥に住む写真家・Shu Kojimaさんがフィンランドを旅したときに出会った、初心なフィンランド人の青年。歳も境遇も異なるふたりがともに旅するなかで、青年は小さな体験を糧に自分を解放していきます。たわいもない出会いだけれど、誰かにとっては大切な旅となった。そんなささやかな冒険譚です。
「幸せに暮らしている」「ちょっとぶっきらぼう」「ミニマリスト」、はたまた......?フィンランド人と聞いて、みなさんはどんな人をイメージするでしょうか。語られてきた「フィンランド人像」と、生活習慣のデータをもとに、その人物像に迫ります。
©️YOKO TAKAHASHI
夜の街でも、島の森の中にいても。フィンランドの人たちは一人の時間を愛しそうに過ごしています。そんな人びとの眼差しを追いかけ、写真家の高橋ヨーコさんがヘルシンキやペルリンキ諸島を巡りました。
日本でも人気沸騰中のサウナ。フィンランドの人びとは日常的にサウナに親しみ、大切な人たちと時間を過ごしています。そんなこの国のサウナを、ヘルシンキやタンペレの名サウナからサウナ体験記まで24Pにわたってたっぷり紹介!本場フィンランドへ、サウナの聖地を巡礼する旅に出ませんか?
©️KENJI SATO
12月になり、街中はクリスマス一色。実は、フィンランドはサンタが住む村がある国なんです。フィンランド北部・ラップランドを旅するなかで出合ったのは、サンタ・クロースにオーロラ、先住民サーミの人びと。北極圏から、素敵なクリスマスの風景をお届けします。
フィンランドに降り立ったらまずはヘルシンキを散策するとして、そのあとはどこか地方に足を伸ばしてみるのも悪くない。というわけで、フィンランド在住経験もある著名人の方々に、おすすめのショートトリップのディスティネーションを教えてもらいました。お気に入りのカフェやショップまで掲載。旅の計画を立てるのにぴったりな企画です。
©️GENTARO ISHIZUKA
写真家・石塚元太良さんがとあるビエンナーレに参加したときに訪れたのは、北極圏にある冬のトレイル。厳しい寒さと過酷な雪のなか、重いバックパックを背負って一歩一歩道を進む。その先に見えてきたものとは。
2022年3月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻。侵攻は現在もつづき、全世界に緊張が走っています。フィンランドの人びとは、隣国ロシアの暴挙に対しどのように感じ、備えているのでしょうか。ウクライナ侵攻による日常の変化や気づきを、ヘルシンキ在住のライター靴家さちこさんが記しました。
©️NATHALIE CANTACUZINO
古から伝わるフィンランドの民族叙情詩『カレワラ』。フィンランドの独立にも大きな影響を与え、人びとの精神を形成したもののひとつとして、いまも大切にされています。この『カレワラ』の舞台にもなったフィンランド東部・東カレリア地方を旅しながら、フィンランドの人びとのアイデンティティの源泉を探りました。
「世界一幸せな国」は、一体どうやってできるのか!? そもそも、本当に幸せなのか!? フィンランドの幸せな暮らしを教育、経済、社会制度、デジタル化などさまざまな視点から徹底解剖。「幸せ」のひみつを考えていきます。
そして付録は写真家の佐藤健寿さん、高橋ヨーコさん撮り下ろし!フィンランドの風景を写したポストカードが2種類ついてきます。1枚はラップランドで撮影したオーロラ、もう1枚はフィンランドの群島で撮影した景色です。大切な人にメッセージを送るもよし、部屋に飾るもよし。フィンランド気分を上げるスペシャルな付録です。
©️SHU KOJIMA
厳しくも雄大な自然に抱かれ、幸せな暮らしをかたちづくってきたフィンランド。この国を探ってみると、モダンなデザインからオーロラ、ムーミンにサウナ、充実の社会制度まで、「こんな場所に住みたい!」と思わされることばかり。そんなフィンランドの春夏秋冬を追いかけて旅をした一冊になっています。12月12日(月)の発売を楽しみにしていてくださいね。
TRANSIT58号
『春夏秋冬フィンランドに恋して』
定価:1,800円 + tax
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