8月26日は、マザー・テレサの誕生日です。
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神の愛の宣教者会の創立者であり、カトリック教会の聖人であるマザー・テレサは、1910年8月26日、北マケドニア共和国のスコピエに誕生します。小さいころから聡明な子で、12歳のときには、将来インドで修道女として働きたいという望みを持っていたといいます。
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そんな彼女は、18歳のときに故郷のスコピエを離れ、アイルランドのロレト修道女会に入ります。そこで基礎教育を受けた後、1929年から1947年までテレサはコルカタの聖マリア学院で地理と歴史を教えます。1944年には校長先生に任命されると1948年には、ローマ教皇ピウス12世からの修道院外居住の特別許可を取得し、テレサは修道院を出ます。
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1950年に創設した「神の愛の宣教者会」は、「飢えた人、裸の人、家のない人、体の不自由な人、病気の人、必要とされることのないすべての人、愛されていない人、誰からも世話されない人のために働く」ことを目的とし、貧しい人々への救済活動を始めます。
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その後は、「死を待つ人の家」ニルマル・ヒルダイの開設や「孤児の家」の開設、ハンセン病患者の療養施設シャンティ・ナガル「平和の町」などをを作ります。
この愛ある活動は世界に認められ、数々の賞を受賞します。1979年にはノーベル平和賞を授賞します。
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多岐にわたる活動も1997年9月5日に幕を閉じます。彼女が亡くなったことは大きなニュースとなり、インド政府は異例とも言える国葬を行います。国葬終了後、棺はMissionaries of Charit(ミッショナリーズ・オブ・チャリテイ~神の愛の宣教者会)の本部に運ばれ、彼女の遺言どおり本部の一階に埋葬されます。
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コルタカにあるこの場所には、25年経った今でも彼女へ会いに世界中から人々が訪れています。