1986年8月2日は、映画『天空の城ラピュタ』が日本で公開された日です。
『天空の城ラピュタ』は宮崎駿監督による作品で、スタジオジブリとして最初の制作映画でもあります。
「ラピュタ」という名称は、アイルランド人作家ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国」からとったものとされており、イギリスのウェールズ地方が舞台のモデルとなっています。
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首都ロンドンから西に約200kmの場所にあり、国土の大部分が山地で、海に囲まれたウェールズ地方。この地域にはケルト人によって伝えられたウェールズ語という言語があり、公用語として英語と並んで現在でも使われているようです。主人公シータの家に伝わる言葉とも関係がありそうですね。
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ほかにも、作中に出てくる城のモデルになっているポウィス・カッスル&ガーデンや、パズーが働いていた鉱山に似ているビッグピット国立石炭博物館などがあります。
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そして南ウェールズには、パズーが生まれ育った故郷であるスラッグ渓谷のような風景や地平線が見られます。
イギリスと言えばロンドンが有名ですが、青い海と荒涼な大地が広がり、石造りの街並みが美しい、のんびりしたラピュタの世界に足を運んでみてはいかがでしょう。
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