#今日は何の日?
トルコの"建国の父"が誕生した日!
4月20日

1924年4月20日、ムスタファ・ケマル将軍がトルコ共和国の初代大統領に就任しました。

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©︎Public Domain

オスマン帝国の解体後、大統領となったケマルはトルコの近代化に奔走します。一党独裁の欧化政策を実行し、近代的学校の導入や女性参政権の付与、一夫多妻制の廃止など根本的な改革を実施。4期にわたり大統領としてトルコの近代化に努め、革命を成し遂げ、1938年に57歳の生涯を閉じました。

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©︎Binary Koala
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©️Surreal Name Given

ケマルのために建設された霊廟「アタテュルク廟」は、多くの旅行客が訪れるスポット。メインホールには大きな石棺が鎮座しており、遺体は現在もその下の墓室に埋葬されているのだとか。廟の回廊は博物館となっており、展示されているケマルの愛用品・遺品から、彼の成し遂げた偉業や、トルコ独立の歴史を学ぶことができます。

ちなみに、「アタテュルク」とは「父なるトルコ人」を意味する称号。その活躍ぶりに敬意を評して議会から贈られました。国内では親しみを込めて「ケマル・アタテュルク」と称されることも多々あります。

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ケマル大統領の眠るアタテュルク廟 ©︎A.Savin
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墓標 ©︎​​Михал Орела

もう一つのおすすめスポットは、「アヤソフィア大聖堂」。その歴史は西暦350年頃まで遡り、数回の焼失や、侵略の歴史を経て、いまもなおイスタンブールの人びとの拠り所として存在しつづけています。ギリシア正教の聖堂として約500年、イスラム教のモスクとして約900年、イスタンブールの変容を見守りつづけている大聖堂です。

ケマル大統領による改革の際に宗教的行事の場としての使用を禁じられましたが、2020年7月24日にモスクへ回帰し、86年ぶりとなるイスラーム教の金曜礼拝が行われました。

大聖堂内部に残る、キリスト教聖堂時代のモザイク画は要チェック。 礼拝以外の時間帯は観覧することができるので、ぜひ訪れてみてください。

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©️Mike McBey

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