3月1日は、ババマルタの日。
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©︎Ed Loach
3月を迎えた春のブルガリアでは、街行く人びとの腕に赤と白のブレスレットが付いています。この光景は、健康と幸運を祈って友人や家族とマルテニッツァを交換する習慣、ババマルタによるものです。「ババ」とはおばあさん、「マルタ」は3月の意で、天気の変わりやすい春の始めを、女性の気性に喩えているのだとか。
![20230301©︎Phil Balchin.jpg](https://transit.ne.jp/images/3c716440f6a509d6dee3011c887f6e2c1d878c3d.jpg)
©︎Phil Balchin
白と赤の糸から作られるマルテニッツァ。赤が意味するのは「血、生命、誕生」、白が意味するのは「喜び、高潔さ、綺麗さ」。日本の「紅白」と似た意味をもっていますね。ブルガリア発祥のこの文化は、ブルガリア人にとってもっとも大切な日とされています。
また、ババマルタはユネスコの無形文化遺産にも指定されています。
![20230301©︎Niv Singer.jpg](https://transit.ne.jp/images/1d6db052872551f5c9e0fd9814220ba7c7da9452.jpg)
©︎Niv Singer
ロマンチックなこの風習は、ブルガリアの街に春の訪れを教えてくれる特別な日なのです。