▶︎Interview 奈緒
旅と、カレーと、刺激好き?
奈緒の東京リトルダッカ散歩
＊2024年3月25日〜4月14日の間、TRANSIT STOREで、TRANSIT59号 東インド・バングラデシュ特集やBENGAL Tシャツがお得になる「東インド・バングラデシュ月間」を開催！ウェブサイトでは、59号の一部を抜粋して掲載します。
旅が好き、カレーも大好きな、俳優の奈緒さん。『TRANSIT59 東インド・バングラデシュ特集』では、東京の"リトルダッカ"とよばれる東十条を一緒に散策した。彼女の真っ黒な瞳には、いったいどんな街に映ったのかーーー? ここでは誌面のアナザーストーリーをお届けします
photography=MASAFUMI SANAI
―――ドラマ『ファースト・ペンギン』では、港町の再生に挑む主役のシングルマザーを好演。2023年4月からはじまるドラマ『あなたがしてくれなくても』では、セックスレスに悩む主人公・吉野みちをとおして、夫婦関係のタブーに迫っていく。
難しい役どころを自然体で受け入れて、観るものをストーリーのなかに引き込んでいく。奈緒さんは、そんな不思議な引力をもつ俳優だ。作品ごとに幅広い役を演じているけれど、ふだんの彼女は一体どんなひとなのだろう? 旅好き、カレー好きな奈緒さんと東十条に待ち合わせた。
「今日食べたごはん、全部パワーをもらう感じだったなぁ。ローストプラウはお気に入りになりました。スパイスが効いていて辛いんだけど、ちょっと甘くて幸福感がある。結婚式やお祝いごとで必ず食べる料理だってお店の人から聞いて、なんだかわかるなと思いました。骨肉を煮込んだネハリははじめて食べたけど、どこか懐かしい感じ。テールスープ系でこってりしてるけどしつこくない。現地では風邪を引かないように食べるって言ってましたね」
一人旅をしているかのようにバングラデシュ料理屋の店員さんや店に居合わせたお客さんに次々と話しかけて、東十条のリトルダッカワールドにどんどん踏み込んでいく奈緒さん。
高校生の頃からよく旅をしていて、初対面の人にも気軽に話しかける癖がついているのだそう。はじめましての人にも物怖じしないのは、福岡で生まれ育ったことも理由のひとつのようだ。地元・博多の屋台街では、隣り合わせたお客さん同士で自然と会話するような空気があって、それは東十条のバングラデシュ料理屋の雰囲気にも通じている気がした、と教えてくれた。
人や街への探究心もさることながら、料理にも興味津々の様子。はじめて目にしたバングラデシュ料理を食べながら、深淵なるスパイスの世界をひと口ずつ楽しそうに味わう。
「食べることが大好きなんです。旅先では現地の人に話を聞いて、その土地で日常的に食べられている料理を食べるようにしています。毎日のように食べるということは、きっと健康にもつながっているんじゃないかなって。今日、食後に飲んだアダ・チャイも、生のショウガがたっぷり入って身体が芯からあったまっておいしかったな」
―――カレー好きで知られる奈緒さんは、なんでも週8回カレーを食べることもあるとか。
「高校を卒業した頃に、当時のマネージャーさんがココイチに連れていってくれたんです。それが衝撃的においしくて！ それまで家のカレーしか食べたことがなかったんですが、家で1度カレーが食卓に登場すると、その後も何日かカレーになるじゃないですか。それまでは『またカレーか......』と思ってた食べ物だっただけど、外カレーに出会ってからは、家でも『今日はカレーじゃないの?』って思えるようになりました。スパイスによっても、食材によっても、味が全然変わるから、奥が深い食べ物ですよね。自分でスパイスから炒めてカレーをつくったりもしますよ」
―――カレー好きはスパイス好き、スパイス好きは刺激好き? ということで、彼女にとっての刺激について訊ねてみた。
「私はどんどん刺激を受けたいタイプ。プライベートなことでいうと、この間、友人の子どもと遊んでいたんですが、その子どもがお箸袋についていた針金の飾りを外して、ブレスレットにしてプレゼントしてくれたんです。子どもってそんなふうに身近にあるものでなんでもつくってしまえるところがいいですよね。もともと自分の手を動かすのが好きなので、時間があるときは料理をしたり、写真を撮ったりしています。最近、自作のピンホールカメラもつくったんですよ。あとは旅が好きなので、行ったことがない場所を旅したいですね。インドでカレーを食べたい。バングラデシュも行きたくなりました(笑)。
仕事でいうと、これまではすべてが決まった状態で現場入りしていたのですが、最近は企画の初期段階からかかわる機会が増えてきて、また違った刺激を受けているところです。自分でもいろいろ提案して制作チームと一緒にいいものをつくっていきたいですね」
『TRANSIT59 東インド・バングラデシュ特集 混沌と神秘のベンガルへ』では旅のこと、地元・福岡のことについてもさらに奈緒さんにインタビューをしています。ぜひ本誌でつづきをお楽しみください。
■PROFILE
奈緒(なお)●俳優。福岡生まれ。ドラマ『ファーストペンギン!』(日本テレビ)では、港町の再生に挑む主役のシングルマザーを好演。2023年4月からはじまるドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ)では主演を務める。
TRANSIT本誌には、ダイナミックかつ神秘的な自然や文化、混沌とした街や社会問題など、まだ見ぬベンガルを知ることのできる企画が満載です。
現在TRANSIT STOREでは、東インド・バングラデシュ特集やBENGALTシャツがお得になる「東インド・バングラデシュ月間」を開催中！ぜひこの機会にお手に取ってみてくださいね。
『東インド・バングラデシュ特集』
price：1,980円（税込）→1,584円（税込）
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TRANSIT BENGAL TEE
size：M, L
color：Light Beige, Khaki
price：4,500円（税込）→3,600円（税込）
購入する（Light Beige）
購入する（Khaki）
KIDS TEE
size：120
color：Sand Beige
price：3,500円（税込）→2,800円（税込）
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旅が好き、カレーも大好きな、俳優の奈緒さん。『TRANSIT59 東インド・バングラデシュ特集』では、東京の"リトルダッカ"とよばれる東十条を一緒に散策した。彼女の真っ黒な瞳には、いったいどんな街に映ったのかーーー? ここでは誌面のアナザーストーリーをお届けします
photography=MASAFUMI SANAI
styling=JUNKO OKAMOTO
hair & make-up=AYUMI TAKESHITA
text=MAKI TSUGA（TRANSIT）
―――ドラマ『ファースト・ペンギン』では、港町の再生に挑む主役のシングルマザーを好演。2023年4月からはじまるドラマ『あなたがしてくれなくても』では、セックスレスに悩む主人公・吉野みちをとおして、夫婦関係のタブーに迫っていく。
難しい役どころを自然体で受け入れて、観るものをストーリーのなかに引き込んでいく。奈緒さんは、そんな不思議な引力をもつ俳優だ。作品ごとに幅広い役を演じているけれど、ふだんの彼女は一体どんなひとなのだろう? 旅好き、カレー好きな奈緒さんと東十条に待ち合わせた。
JR京浜東北線の赤羽と王子の間に挟まれた東十条駅。北口にはモスク〈マディーナ マスジド東京〉があって、バングラデシュ料理店やハラール食材店が点在する。イスラームの休日にあたる金曜日になると、街にはバングラデシュ・ルーツの人びとが増える。
「今日食べたごはん、全部パワーをもらう感じだったなぁ。ローストプラウはお気に入りになりました。スパイスが効いていて辛いんだけど、ちょっと甘くて幸福感がある。結婚式やお祝いごとで必ず食べる料理だってお店の人から聞いて、なんだかわかるなと思いました。骨肉を煮込んだネハリははじめて食べたけど、どこか懐かしい感じ。テールスープ系でこってりしてるけどしつこくない。現地では風邪を引かないように食べるって言ってましたね」
東十条駅徒歩1分、バングラデシュ人のアリさんが営む〈プリンスフードコーナー〉でバングラデシュ料理をいただく。写真右がオーナーのアリさん、写真中央がシェフのアリフルさん。
一人旅をしているかのようにバングラデシュ料理屋の店員さんや店に居合わせたお客さんに次々と話しかけて、東十条のリトルダッカワールドにどんどん踏み込んでいく奈緒さん。
高校生の頃からよく旅をしていて、初対面の人にも気軽に話しかける癖がついているのだそう。はじめましての人にも物怖じしないのは、福岡で生まれ育ったことも理由のひとつのようだ。地元・博多の屋台街では、隣り合わせたお客さん同士で自然と会話するような空気があって、それは東十条のバングラデシュ料理屋の雰囲気にも通じている気がした、と教えてくれた。
人や街への探究心もさることながら、料理にも興味津々の様子。はじめて目にしたバングラデシュ料理を食べながら、深淵なるスパイスの世界をひと口ずつ楽しそうに味わう。
「食べることが大好きなんです。旅先では現地の人に話を聞いて、その土地で日常的に食べられている料理を食べるようにしています。毎日のように食べるということは、きっと健康にもつながっているんじゃないかなって。今日、食後に飲んだアダ・チャイも、生のショウガがたっぷり入って身体が芯からあったまっておいしかったな」
―――カレー好きで知られる奈緒さんは、なんでも週8回カレーを食べることもあるとか。
「高校を卒業した頃に、当時のマネージャーさんがココイチに連れていってくれたんです。それが衝撃的においしくて！ それまで家のカレーしか食べたことがなかったんですが、家で1度カレーが食卓に登場すると、その後も何日かカレーになるじゃないですか。それまでは『またカレーか......』と思ってた食べ物だっただけど、外カレーに出会ってからは、家でも『今日はカレーじゃないの?』って思えるようになりました。スパイスによっても、食材によっても、味が全然変わるから、奥が深い食べ物ですよね。自分でスパイスから炒めてカレーをつくったりもしますよ」
―――カレー好きはスパイス好き、スパイス好きは刺激好き? ということで、彼女にとっての刺激について訊ねてみた。
「私はどんどん刺激を受けたいタイプ。プライベートなことでいうと、この間、友人の子どもと遊んでいたんですが、その子どもがお箸袋についていた針金の飾りを外して、ブレスレットにしてプレゼントしてくれたんです。子どもってそんなふうに身近にあるものでなんでもつくってしまえるところがいいですよね。もともと自分の手を動かすのが好きなので、時間があるときは料理をしたり、写真を撮ったりしています。最近、自作のピンホールカメラもつくったんですよ。あとは旅が好きなので、行ったことがない場所を旅したいですね。インドでカレーを食べたい。バングラデシュも行きたくなりました(笑)。
仕事でいうと、これまではすべてが決まった状態で現場入りしていたのですが、最近は企画の初期段階からかかわる機会が増えてきて、また違った刺激を受けているところです。自分でもいろいろ提案して制作チームと一緒にいいものをつくっていきたいですね」
『TRANSIT59 東インド・バングラデシュ特集 混沌と神秘のベンガルへ』では旅のこと、地元・福岡のことについてもさらに奈緒さんにインタビューをしています。ぜひ本誌でつづきをお楽しみください。
ブルゾン ¥92,400、ラップパンツ ¥41,800(ともにNATIVE VILLAGE)、ブラウス ¥30,800(メゾン ド ソイル／メゾン ド ソイル 恵比寿店)
■PROFILE
奈緒(なお)●俳優。福岡生まれ。ドラマ『ファーストペンギン!』(日本テレビ)では、港町の再生に挑む主役のシングルマザーを好演。2023年4月からはじまるドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ)では主演を務める。
TRANSIT本誌には、ダイナミックかつ神秘的な自然や文化、混沌とした街や社会問題など、まだ見ぬベンガルを知ることのできる企画が満載です。
現在TRANSIT STOREでは、東インド・バングラデシュ特集やBENGALTシャツがお得になる「東インド・バングラデシュ月間」を開催中！ぜひこの機会にお手に取ってみてくださいね。
INFORMATION
TRANSIT STOREの東インド・バングラデシュ月間！
2024年3月25日〜4月14日の期間中、東インド・バングラデシュ特集やBENGALTシャツが定価20%引きで購入いただけます。『東インド・バングラデシュ特集』
price：1,980円（税込）→1,584円（税込）
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TRANSIT BENGAL TEE
size：M, L
color：Light Beige, Khaki
price：4,500円（税込）→3,600円（税込）
購入する（Light Beige）
購入する（Khaki）
KIDS TEE
size：120
color：Sand Beige
price：3,500円（税込）→2,800円（税込）
購入する（KIDS）
