4月23日は、誰もが一度は耳にしたことのある劇作家・詩人、ウィリアム・シェイクスピアの誕生日!1546年、イングランド中部の田園都市ストラトフォード=アポン=エイヴォンに生を受けました。
イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物、シェイクスピア。四大悲劇『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』ほか、『ベニスの商人』『ロミオとジュリエット』など数々の名作をこの世に残しています。
『テンペスト』の1シーン ©︎Public Domain
生まれ故郷のストラトフォード=アポン=エイヴォンは、中世の町並みが残る風情ある町。石畳の通り沿いに軒並ぶチューダー様式の家々や、河畔風景を楽しめるエイヴォン川など、イギリスらしさが溢れる観光地として愛されてきました。
生誕460年を迎えるシェイクスピアにゆかりあるスポットを3つご紹介しましょう。
⚫︎シェイクスピアの生家
©︎Peter Broster
シェイクスピアが幼少期を過ごした家。町の中心部に位置するシンボル的建築物となっています。16 世紀の木骨造りの家を改装したもので、当時の家具とともに彼が生きた時代の生活をいまに伝えています。家の裏手にある庭には、当時メジャーだった花が植えられているのだとか。イギリス文学を愛するすべての人に訪れてもらいたい必見スポットです。
⚫︎ホーリー・トリニティー教会
©︎Elliott Brown
©︎Carlos Delgado
シェイクスピアと彼の家族が眠るホーリー・トリニティー教会。1210年に建てられたこの町最古の建物で、エイヴォン川のほとりに佇みながらシェイクスピアの誕生から死去までを見守りました。シェイクスピアの墓石には「我が骨を動かす者に呪いあれ」という呪いが刻まれています。毎年、イングランドの守護聖人の日である聖ジョージの日(4月23日)にもっとも近い土曜日には、数千人がシェイクスピアの墓に花を手向けるために町を練り歩き、祈りを捧げながら彼を偲びます。
⚫︎ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー&シアターズ
©️Steve Knight
英国が誇る劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの拠点。シェイクスピア作品のほか、子ども向けのミュージカルなども制作しています。 シェイクスピアの生まれ育った空気を感じながら観る名作は格別です。リバーサイドカフェで、エイヴォン川をのぞみながらのコーヒーブレイクもおすすめ。