7月3日は、世界文学を代表する文豪の一人、フランツ・カフカの誕生日。
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カフカは「不条理文学」とも呼ばれる作風で知られます。たとえば代表作の一つである『変身』はこんな一文で始まります......
「ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変わってしまっているのに気づいた。」
風変わりな設定から始まり、どこまで読み進めても「作者は何を言いたいのか?」を特定できないのが特徴で、ほかの作家には真似したくても真似できない世界観の作品を数多く残しました。
そんなカフカが生涯を過ごしたのは、チェコの首都・プラハです。中世に建てられた赤い屋根で埋め尽くされた街並みは「世界一美しい街」とも称されます。
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カフカの作品が好きな方は、ぜひ「フランツ・カフカ博物館」を訪れてみてください。カフカが残した原稿や手紙のほか、映像や音響、オブジェまで、その"不条理"な世界観を再現した演出が盛りだくさんなのだとか。
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東ヨーロッパの小さな都を旅して、美しい街並みと文学に触れてみましょう。