今日は南アフリカ共和国の政治家ネルソン・マンデラの誕生日。国連によって「ネルソン・マンデラデー」に定められています。
アパルトヘイトの撤廃に尽力したマンデラ。一度は国家反逆罪で終身刑を宣告され、27年間を獄中で過ごすも、釈放後に憲法改正を実現し、約50年に及んだアパルトヘイトに終止符を打ちました。この功績が称えられ、ノーベル平和賞も受賞しています。
受賞の翌年には南アフリカで初めて全人種が参加した選挙が実施され、彼は初の黒人大統領に任命されました。
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67年間にわたって人種差別と闘いつづけたマンデラ。その偉業にちなみ、この日は少なくとも67分間の社会奉仕活動を行うことが呼びかけられています。
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南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグには、政策の実態を追体験できる「アパルトヘイトミュージアム」や、実際に彼が住んでいた「マンデラハウス」など、人種隔離に関わる歴史を学べる場所が多数残っています。
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また、この都市は大自然との距離の近さも魅力。世界中で唯一ホワイトライオンを飼育する動物園「ヨハネスブルグ動物園」など、アフリカらしい雄大さを感じられるスポットも人気です。
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忘れてはならない歴史や広大な自然を有する南アフリカに思いを馳せながら、社会のために自分ができることを実践してみては。