Podcast「TRANSIT Worldview〜旅と世界のはなし〜」では、最新号をより深く楽しむための制作秘話を話したり、ときにはゲストを迎えて国内外の知られざる世界をお届けしていきます。
TRANSIT54号の『不思議で尊い世界の聖地へ』特集号では、信仰とは、宗教とは、というテーマについて考えるための「これからの宗教入門」(P.137)と題した16ページを特集しました。監修に携わってくださったのが『宗教と日本人』(中公新書)の著者、宗教学者の岡本亮輔さんです。
宗教学とはどんな学問なのか。「信仰」が薄まった世界を象徴するような、ノートルダム寺院の"博物館化"計画。その一方で人が賑わう「聖地」。コロナ前・コロナ後のサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路。マインドフルネス、断捨離など、「実践的」宗教形態が台頭する日本人のオルタナティブな信仰について、などなど。難解で厄介なイメージとされる「宗教」を、やわらかく解きほぐしてくださいました。
P152では岡本さんに「無神論者のための宗教学道場」というテーマで本と映画を6作品選んでいただきましたが、そのなかから1冊『さらば、神よ 科学こそが道を作る』(リチャード・ドーキンス著・早川書房)についての詳しい解説も。親から子へ世襲化した宗教についての批判が書かれた一作です。
ぜひ、本誌とあわせてお楽しみください。
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