▶︎旅と世界のはなし #11
「バングラデシュの遺跡とあれこれ」
上田優紀(写真家)

Podcast「TRANSIT Worldview〜旅と世界のはなし〜」では、最新号をより深く楽しむための制作秘話や、ゲストを迎えて国内外の知られざる世界をお届けしていきます。



TRANSIT59号『東インド・バングラデシュ 混沌と神秘のベンガルへ』内で「バングラデシュの大地を駆けて」という取材記事を寄稿してくださった写真家の上田優紀さんをゲストに、ベンガルトラの生息地としても知られるマングローブの密林や、世界最大級の仏教遺跡、バングラデシュ取材の裏話について伺いました。

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バングラデシュといえば首都ダッカの混沌とした風景をイメージする方も多いのではないでしょうか。今回の取材では、まだ見ぬバングラデシュを求めてあえて僻地を辿るルートで旅をしたと上田さん。2週間の滞在で約2000kmを駆け回り、バングラデシュをほぼ縦断することに。

はじめは訪れたヒマラヤ以南最大規模を誇る仏教遺跡パハルプールのお話し。10世紀頃に仏教からヒンドゥーに移り変わったという歴史もあり、仏教の遺跡なのにヒンドゥーの神様のレリーフがあったりして面白かったと上田さん。そして、次に訪れたヒンドゥー寺院のプティアやイスラームのモスク都市バゲルハットなど、バングラデシュに赤茶色をしたレンガ造りの遺跡や寺院が多いのは、河川が多く石が採れないこの地域特有のものだということも教えてくれました。宗教の変遷を遺跡ごとに周ったという旅はとても興味深いお話しです。

世界最大規模のマングローブの森が広がるシュンドルボン国立公園では、絶滅危惧種ベンガルトラの足跡を発見。

バングラデシュ北東部のお茶で有名なスリモンゴルには、ヒンドゥーの人びとが多く、茶畑の労働は昔から基本的に女性の役割とのこと。

また、90%以上がムスリムといわれるバングラデシュ。お酒も飲まなかったりと少しインドに比べて控えめな印象ですが、実際はどのような国民性なのか。現地で感じた彼らの人柄についても伺いました。

どうぞ本誌とあわせてお楽しみください。

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photography=YUKI UEDA

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