Podcast「TRANSIT Worldview〜旅と世界のはなし〜」では、最新号をより深く楽しむための制作秘話を話したり、ときにはゲストを迎えて国内外の知られざる世界をお届けしていきます。
TRANSIT58号『春夏秋冬 フィンランドに恋して』内で「冬のトレイルを歩く」という取材記事を寄稿くださった写真家の石塚元太良さんをゲストに、北極圏の小さな町ケミヤルビの旅やオウランカ国立公園内のトレイル道「カルフンキエロス」、さらに現在開催中の展覧会のお話や写真のこと、フィンランド取材の裏話について伺いました。
はじまりは、2021年の秋から冬にかけて滞在した北極圏の小さな町ケミヤルビのお話。ケミヤルビには、北極圏唯一の彫刻や立体制作に特化したアーティストレジデンスで訪れたという石塚さん。印画紙による立体物の創作と、19世紀末にあったゴールドラッシュの歴史のリサーチ兼撮影という目的があったといいます。北極圏ならではの短い日照時間の難しさや、観光地とは無縁の場所だからこそ、よりリアルな北極圏の暮らしが味わえたことを教えてくれました。
フィンランド語で避難小屋を表す「オウティオトゥパ」。この言葉は、フィンランドの森文化を象徴するうえで大切な言葉だといいます。オウランカ国立公園内のトレイル道「カルフンキエロス」のお話では、石塚さんが感じるそんなフィンランドの森文化のことや、フィンランド人に感じる思いについても伺いました。
また、写真が発明されてから約200年が経った2022年。石塚さんが思うこれまでの写真や、これからの写真の在り方についても語ってくれました。
どうぞ本誌とあわせてお楽しみください。
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photography=GENTARO ISHIZUKA