全国各地では木枯らし1号が吹くなど厳しい寒さがつづく中、街のキラキラと輝くイルミネーションが心を暖めてくれるこの季節にぴったりな一冊
『マクヤマク しあわせの味あわせ 〜フィンランドのじぶん時間』が、11月20日(月)に発売されました。
著者は、フィンランドの首都ヘルシンキ在住の料理家・陶芸家の星 利昌さん。オンライン料理教室
「マクヤマク」の運営など多岐に渡って活動する星さんですが、
TRANSIT58号フィンランド特集ではフィンランドのお気に入りの町や過ごし方について執筆していただいたり、TRANSITwebでは
フィンランドの食文化について教えていただいたりしました。本著は、そんな星さんが今年で16年目を迎えたフィンランドでの日々の生活を書き綴った一冊です。
手つかずの豊かな自然、素材の味を生かした美味しい料理、七色に輝く光のカーテン、そしてクリスマスのアイドル、サンタクロース。どこを切り取っても絵になるフィンランドは、誰もが一度は憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。
©︎Timo
一方で、北極圏があるフィンランドは1年の半分が厳しい冬。暗くて寒い時間が長くつづくからか、じっと耐え忍ぶ我慢強い性格や、必要なもの以外は買わない倹約家の人が多いという特徴もあるんだとか。
そんななかでも、「世界一幸せな国」といわれるフィンランド。フィンランドでの生活とは一体どういうものなのか。そして、シャイな国民性が日本人と似ている!? といわれるフィンランドの人びとが感じる「幸せ」とは何なのでしょうか。本書では「これまでなかったぐらい幸せ」と語る星さんが、彼の国の暮らしについて語ります。
星さんが撮影した写真とともにオンライン料理教室「マクヤマク」のオリジナルレシピを紹介するページも!乳製品をたっぷり使った体が温まるスープから、クリスマスにもぴったりなジンジャークッキーまで、これからの季節にうれしい料理が勢揃いです。
ぜひお手にとってみてくださいね。本の詳しい内容は
こちらでもご覧いただけます。
PROFILE
星 利昌(ほし・としあき)●2008年にヘルシンキへ移住。ミシュラン2ツ星の〈Chez Dominique〉などで修行をへて、2011年に〈Ravintola Hoshito〉を開業(2018年に一旦閉店)。現在は陶器制作を手掛けつつ、オンライン料理教室『マクヤマク』を開催。