1488年2月3日は、ヨーロッパ人が初めてアフリカ南端の喜望峰《Cape of Good Hope》に到達した日です!
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そこに到達したのは、15世紀ポルトガルの航海者バルトロメウ・ディアスでした。アジアへ至る交易路の確立を目的として、国王ジョアン2世の任命で航海に出ます。そのときアフリカ南端の岬を発見し、リスボンに帰港してその成果を報告しました。東方への道を開くこの発見を国王が喜んで、その岬を「喜望峰」と名づけたのです。
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喜望峰は現在の南アフリカ共和国南西部、ケープ半島南部にあります。この一帯はきわめて豊かな自然が残されていて、2004年には「ケープ植物区保護地域群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
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ペンギンやオットセイなどの野生動物のみならず、アフリカ大陸に生息している植物の約20%をここで確認することができるという、まさに貴重な自然の宝庫なのです。
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大都市のケープタウンは、「世界一美しい港町」と言われるほどの景観で知られる観光名所でもあります。アフリカらしいダイナミックな自然と、ヨーロッパの影響が残る美しい街並み。どちらも同時に楽しめるのはケープタウンならではの魅力です。
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