タイ料理は、タイを旅するときの大きな楽しみのひとつ。
南部エリアの料理の特徴と、名物料理を本誌から抜粋して10つ紹介しよう。
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【南部エリア】
タイ随一の辛さだが、その奥には複雑な酸味&甘味。
南部料理は、基本的にとにかく激辛。そしてその辛さのなかに、酸味や甘味が複雑に混ざり合った、一度食べたらやみつきになる魅惑のおいしさがある。
イスラームや中国の影響が色濃い地域で、ターメリックなどのスパイスを多用したり、豚以外の肉をふんだんに使用するのも特徴の一つ。そしてなんといっても、海に囲まれた地形は海産物の宝庫。魚を使用したカレーも多く、魚の内臓を発酵させた強烈な匂いを放つ調味料などもみられる。ホットで刺激的な南部料理を楽しんでみては?
1.ムーホーン
豚肉を醤油や砂糖、五香粉と煮込んだプーケットの名物料理。甘くこってりとした味わい。
2.ゲーンマッサマン
カルダモンやシナモンを用いる、イスラーム系の影響を受けたカレー。鶏肉が入った甘めの味。
3.ゲーンルアン
酸味の利いた魚のカレー。ゲーンソムと近い味わいだが、こちらはターメリックが入る。
4.ゲーンタイプラー
強烈な辛さの魚カレーは、魚の内臓を使った調味料・タイプラーが味の決め手。匂いも強め。
5.ゲーンソム
タマリンド由来の酸っぱさが特徴の辛口カレー。具材には魚やエビ、ときにオムレツも入る。
6.ゲーンキーレック
タガヤサンという非常に苦い葉をスパイスやナンプラー、ココナッツミルクで煮込んだカレー。
7.クアクリンスィークームー
豚肉や鶏肉を南部名物の辛味噌やエビ味噌、ハーブと炒めた料理。生野菜と一緒に食べると◎。
8.ガイトートハッドヤイ
揚げたニンニクとオニオンチップ をたっぷりまぶしたフライドチキ ンは、ハジャイ地方の名物。
9.ガイトムカミン
ターメリックやレモングラスを使用した、鮮やかな黄色のスープ。具材は鶏肉や野菜など。
10.ガイコレ
ココナッツミルクのソースに漬け込んだ鶏肉をじっくり炭火で焼いた、お酒にも合う逸品。
『TRANSIT Travel Guide Thailand』では、編集部が訪れたバンコクのほか、たくさんの個性的な街やエリアを紹介!
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