8月31日の今日は、マラヤ連邦がイギリスからから独立を宣言した日です。1957年の今日に「イギリス領マラヤ」が「マラヤ連邦」になりました。
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マラヤ連邦とは、マレー半島の原住民マレー人と中国系の華人、インド人が暮らしたマレー半島地域のこと。19世紀初頭からマレー半島はイギリスによって植民地政策が進められていました。1895年にはマレー連合州が誕生し、マレー半島一帯は、第一次世界大戦後までイギリスの占領下でした。
しかし第二次世界大戦中の1942年から終戦の1945年まで、日本軍によってマレー半島が占領されます。その後は再びイギリスが支配するかたちとなり、「イギリス領マラヤ」に。
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その後もイギリスによる統治がつづきますが、やがて転機が訪れます。1955年の独立政府を決定する選挙を実施。マレー人、華人、インド人と3つの異なる国の人たちはお互いに協力し、イギリスからの独立を目指すようになったのです。
そして1957年の今日、マラヤ連邦としてイギリスからの独立を果たしました。独立は血を流すことなく、イギリスとの会談のみで成すことができたのでした。対話によって解決できる問題があることを、私たちも学ぶべきかもしれません。
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