9月2日の今日は、ベトナムの建国記念日(国慶節)です。1945年に当時の指導者であるホーチミンによって、ベトナム民主共和国の独立が宣言されました。
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ベトナムは19世紀初めから、ヨーロッパ列強のアジア進出に巻き込まれます。そのなかでもとくにベトナムを含むインドシナへの進出を積極的に行っていたフランスによって攻め込まれます。
@VIETJO
ナポレオンによるインドシナ出兵後に結ばれたサイゴン条約によって、ベトナムはフランスの直轄領に。またその後結ばれたフエ条約によってベトナムを保護国化。そしてベトナムに対する宗主権を主張した清が清仏戦争に敗れ、宗主権を放棄すると最終的に勝利したフランスによって1985年から約60年間、フランス領インドシナ連邦として、植民地支配を受けることになりました。
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その後はフランスだけではなく、日本による支配も受けるようになります。しかし第二次世界大戦で日本の敗北が濃厚になると、ベトナム国内では独立への機運が高まっていきました。
@Vietor
そして日本が連合国への降伏文書に調印した1945年9月2日に、ベトナムではベトナム民主共和国の独立が宣言されました。
東南アジア初の社会主義国家誕生のきっかけが生まれた瞬間です。