by TRANSIT
東京編
世界を旅してきたトラベルカルチャー誌「TRANSIT」とクリエイターが、
オールラウンドSUV「MINI Crossover」に乗り込んで、東京・三重・福島へ旅に出た。
初めて目にする景色や一緒に旅する人の視点を通して、“予想外なひらめき”が訪れる車の旅。
合わせて、それぞれの旅を体験できるキャンペーンを実施中。
記事に登場する「MINI Crossoverのオーナー体験」と「1泊2日のホテル宿泊券」をセットにしてプレゼント!
あなただけの"UNEXPECTED JOURNEY"を体験してください。
応募は下記のリンクから、2021年11月3日(水)21:00まで。
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高岩 遼 × YOSHIROTTEN
YOSHIROTTEN
グラフィックアーティストであり、アートディレクター。クリエイティブスタジオYAR代表。webや広告のデザインはもちろん、店舗や音楽などあらゆるものをデザインする。DJとしても名を知られ、その活動は多岐にわたる。
ある日の正午過ぎ。少しだけ夜の余韻を残した2人が現れる。集合場所は中目黒。
この日が初対面ではない。2人が出会ったのは、三軒茶屋にあるウイスキーバーで、いまではお互いを「遼くん」「よしろうさん」と呼びあう仲。
そして、今回訪れる場所は、「アンダーグラウンド」をテーマにそれぞれが選んでくれた。といっても、その言葉がもつ意味は多様で、そのまま「地下」というのもありだし、「メインストリームではない何か」というのも正解。そのメインストリームも、人によってはアングラである。すべては2人の感覚次第。ちなみに、高岩さんがどこに行くのか、YOSHIROTTENさんがどこに行くのかは、お互いに知らされていない。
2人が乗り込むのは、真っ黒な「MINI Crossover Shadow Edition」。イギリスのアンダーグラウンドカルチャーからインスピレーションを得てデザインされた車と、行き先知らずの予想外な旅がはじまる。
MINIといえばデザイン性の高さが魅力。そこに、高級感と華やかさをプラスしたのが「MINI Crossover Shadow Edition」。艶やかなブラックボディと、乗るたびにワクワクさせてくれるピアノ・ブラックのインテリアサーフェスには、光と影を表現した特別なデザインが施されている。
SUVの「MINI Crossover」は、走りは力強くて車内は広々している。けれど、車体自体が大き過ぎないというのがポイントで、これが東京のような小道が多い街にフィットする理由。「MINI Crossover Shadow Edition」で向かった最初のアングラスポットも、車両1台がギリギリ通れる小道を折れて、折れて、折れた先にあった。
「ぼく関連の写真はここで仕上げてくれていることが多いんです。この場所自体に来たのは3カ月ぶりとかですかね。いつもコーヒーを飲んで、車の話をして、さっと帰ります。なんせ翔一さんとは3日に1回くらい会っているんで(笑)」。そう言い高岩さんが案内してくれたのは、南長崎にある暗室〈AMALABO〉。マンションの半地下にある一室。
部屋の扉を開けると、そこにはヴィンテージのカメラがずらりと並び、その奥にもヴィンテージの引き伸ばし機でバシッと揃えられた暗室がある。オーナーの青山翔一さんと高岩さんが出会ったのは2014年。場所は渋谷の路上だった。
「高岩がたまたま路上ライブやっているところに遭遇したんですけど、立ち居振る舞いと音楽が衝撃的にかっこよくて、恥ずかしいけど一瞬で引き込まれて、写真を撮りたくて声をかけました」と言う翔一さんに、「最初は変なお兄さんに捕まったと思いましたよね。ライブをやったら『またいるよ』って感じで(笑)。でもいつの間にか、仲良くなっていました。あと、アナログの文化は非常に興味があるし、翔一さんはカメラのことをなんでも知ってる。男としても尊敬してます」と高岩さんが応える。そこから連絡を取り合うようになり、いまでは高岩さんが、兄のように翔一さんを慕っている。
YOSHIROTTENさんも昔はフィルムカメラで写真を撮っていた時期がある。暗室に訪れたのは久々だと言う。
「遼くんからは『水を使う』『ギア』という2つのヒントを与えられてたので、とんでもないアロワナが水槽のなかにいるのを想像していたんですけど、全然違いましたね(笑)。遼くんが暗室とは意外だった。やっぱりこういうのを見ると、また興味が湧いてきます」
〈AMALABO〉ではワークショップや暗室レンタルを常時開催している。撮影から暗室でのプリントまでを、翔一さんがガイドしてくれるのだ。コロナ禍になってからは、旅に行けないという理由から、過去のネガを発見して〈AMALABO〉に持ち込んでプリントする人が増えたという。ちなみに、モノクロのネガともなれば、100年以上はもつといわれている。
ここは東京のイーストサイド、荒川土手。荒川というのだから荒川区にあるものだと思うけど、実は足立区だったりする。この一帯は、人情味に溢れる商店街やせんべろの居酒屋、伝統工芸や銭湯など、下町文化が色濃く残る場所だ。東京のウエストサイドとは違って、おだやかな時間が流れる。高岩さんがここを選んだ理由には、17歳に訪れた修学旅行があった。
「高校生の頃、修学旅行で初めて東京に来たんです。みんなが渋谷や原宿に行くなかで、ぼくは巣鴨の高岩寺に向かって。自分、苗字が高岩なので、高岩寺行くしかねーっしょっと。でも迷ってしまい、たどりついたのがこのあたりだったんです。そんな縁があって、上京してから最近まで、この近くに住んでたんです」
パブリックな荒川土手は、日中は家族連れで賑わうし、アンダーグラウンドの気配はない。だけれど高岩さんにとっては、夜な夜な仲間とスケボーをして、バイクで何度も訪れた、自分だけのアンダーグラウンドスポット。
この日は車の通りも少なかったから、高岩さんもスッとアクセルを踏む込む。すると滑らかに、力強く加速していく。こうしたところもSUVである「MINI Crossover」ならでは。
「MINI Crossover Shadow Edition」は日暮れが似合う。オールブラックの車体が、一層輝きを増していく。2人もまた、夜になるにつれいい顔になってきた。
ここはYOSHIROTTENさんレコメンドのワインバー〈Human Nature〉。2年前、日本橋兜町にオープンし、小洒落た大人が足繁く通う場所となっている。グラス一杯から注文できるのと、選りすぐりのナチュールを購入できるというので人気を博す。
「インディのレコードのような感覚で、ワインを売っている場所です。店主の方もスタッフさんも、文化的背景がある方々で結構通っています。ワインのセレクトはもちろんなんですが、ここで作られているzineがあって、それにとても感銘を受けて」とYOSHIROTTEN さん。
『HERE TO STAY』というタイトルで、現在も販売されているzine。そこには〈Human Nature〉のマインドやアティチュードが詰まっている。YOSHITOTTENさん以外にも感銘を受けた関係者は少なくない。DJや音楽プロデューサーとして活動するジェームス・マーフィーもコメントを寄せてたりしている。
バーテンダーをやっていたり、フレンチのウエイターも務めていたこともある高岩さんも、ワイン好き。〈Human Nature〉の噂も以前から耳にしていたという。
今日は飲むのは控えて、2人がインスピレーションだけでワインをセレクト。やっぱり2人とも審美眼が優れているようで、帰り際にスタッフさんが「キレッキレのセレクトでしたね」とつぶやいていたのが印象的だった。
MINIがLEDリア・コンビ・ランプにユニオン・ジャックを用いたのは2018年から。「MINI Crossover」に限っては2020年からと、意外と最近。ユニオン・ジャックのランプが暗闇で光るたびに、UK生まれの音楽やファッションのムードを感じさせてくれる。
18:00。三軒茶屋に到着した。
「普段、この辺で遊んでいるのでよく来るんです。やっぱり自分で刷るっていうのがいいですよ。バンドマンたるものやっぱりDIYなんで」
そう言って高岩さんが連れてきてくれたのは、シルクスクリーン屋の〈アサヒヤ〉。自分でデザインを持ち込んで、自分でプリントできる場所。訪れた日は平日であるにも関わらず、そこは金曜日の夜のような賑わいだった。それにしても、三軒茶屋は街全体がアングラな雰囲気に包まれている。
YOSHIROTTENさんも、10年以上三軒茶屋に住んでいた過去がある。「なんでもあるから、三茶から出られなくなるのが問題なんです」と懐かしむ。続けて「シルクスクリーンは一つひとつ表情が違うんです。それとインクジェットだとどんどん剥がれてしまうけど、シルクスクリーンは洗濯しても全然平気。その強さも特徴です」とその魅力を教えてくれた。
さぁ、アンダーグラウンドの旅もそろそろ終盤。
渋谷・道玄坂の中腹にある路地裏。煌々と赤いライトがともる〈BLOODY ANGLE DOUGEN TONG〉は、YOSHIROTTENさん自身がデザインした場所だ。昼間はカフェダイナーとして営業している。
「ニューヨークのチャイナタウンの一角に、ギャングの抗争が盛んに起きていた場所があるんです。たくさん血が流れたので、その一角はブラッディアングルと呼ばれていて。ここの店名の由来でもあります」
コロナ以前は毎年ニューヨークを訪れていたYOSHIROTTENさんだから、店内もアメリカの匂いをしっかりと感じられる。広々とした店内と真っ赤なソファ、そして飾り気のないテーブルが、妙に落ち着く。お店の名物は、特製のカレー。この日は残念ながら完売していたから、ホットサンドイッチで遅めの夕食をとる。
「来たことはあったんですけど、よしろう(YOSHIROTTEN)さんがデザインしたって聞いて、いま驚いてます(笑)」と高岩さん。
道玄坂をあとにし、旅の最後に訪れたのは〈sequence MIYASHITA PARK〉。渋谷の新名所である〈MIYASHITA PARK〉に併設された次世代型ライフスタイルホテルだ。〈Dōngxī 亜細亜香辛料理店〉でグラスを傾けながら、東京アンダーグラウンド 探訪の終わりに2人に話を訊いた。
「今回参加した理由のひとつが、この『MINI Crossover Shadow Edition』が、ロンドンのアンダーグラウンドシーンからインスピレーションを得たということでした。そこに親近感を覚えたし、もちろん車輌自体も最新の音楽機材を触るような感覚でワクワクしました。それと、遼くんが連れて行ってくれた場所は、どこも予想外でした。最初の〈AMALABO〉なんか特に。なにより、彼と一緒に巡れて楽しかったです」(YOSHIROTTEN)
「『THE THROTTLE』でギターを担当してくれていた大先輩の向後さんという方がいて、その方がもう、MINIが大好きで。だから俺も、MINIに対してはずっといい印象でした。今回運転してみて、意外とソリッドなつくりと思ったし、予想以上に馬力もあってどこにでも行けそうだなと感じました。YOSHIROTTENさんっていうかっこいい東京の先輩といろいろ巡れて、勉強にもなったっす!」(高岩)
Photo_Hiroyuki Takenouchi
Text_Keisuke Kimura
Edit_Maki Tsuga(TRANSIT)
*感染症対策に留意しながら、撮影時のみマスクを外して取材を行いました。
MINI×TRANSITがお送りした、東京編「MY UNEXPECTED JOURNEY」のアンダーグラウンドな旅はいかがでしたか? この機会に実施している東京旅のキャンペーンに当選すると、「MINI Crossover」の1泊2日オーナー体験と、昨年オープンした公園×商業施設×ホテルが一体となった〈MIYASHITA PARK〉内にある〈sequence MIYASHITA PARK〉の宿泊が体験できます。ぜひMINIに乗って、東京の新たな魅力に触れてみてください。応募期間は2021年11月3日(水)21:00まで。
キャンペーン応募はこちら
モーテルの溢れ出る生活感もいいし、ドミトリーでの人との交流も楽しい。けれど日本に居るときは少しだけリッチに、快適な空間で、一夜を明かしてみるのもいいのでは。渋谷の真ん中にある〈sequence MIYASHITA PARK〉は、広々とした空間と最新設備で、ノンストレスな旅を提供してくれる。
東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK North
Tel.03-5468-6131
https://www.sequencehotels.com/miyashita-park/
イギリスのアンダーグラウンドカルチャーや、光と影をモチーフにデザインされた、「MINI Crossover Shadow Edition」。ボンネットのエンブレムやホイールまで、いたるところまでオールブラックに仕上げられた今作は、昼は力強く、夜の闇の中では艶やかに輝いて、「MINI Crossover」にさらなる個性を与えてくれる。都心の細い道も、険しい山道も、昼も夜も、どんなシーンだってシームレスに繋いでくれる。
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MINI CROSSOVER MY UNEXPECTED JOURNEY by TRANSIT
Vol.01 TOKYO RYO TAKAIWA × YOSHIROTTEN