見どころはヘルシンキだけじゃない!? フィンランド在住経験をもち、各地を旅してきた人たちに、お気に入りの町や過ごし方を教えてもらいました。北極圏にある町・レヴィをおすすめしてくれたのは、ブログ「週末北欧部」でもお馴染み、会社員生活のかたわら寿司職人の修業を始めて2022年にフィンランドへ移住した、自他ともに認めるフィンランドオタクChikaさん!
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ラップランドの小さな町で雪の世界を堪能!
レヴィ(Levi)
©︎Juha Laine / Visit Finland
いつかはラップランドを旅してみたいけれど、厳しい環境での旅は不安という方におすすめなのが、リゾート地としてスキーなども楽しめる町・ レヴィだ。
©Visit Levi
週末北欧部Chikaさんも、はじめてのラップランド旅で選んだのはここレヴィだとい う。「壁もベッドもバーも、すべてが氷でできたアイスホテルにどうしても泊まってみたくて。冬の間しか宿泊できないこのホテルは、足を踏み入れるとひんやり冷たい、幻想的な空間。寝るときは冬用の寝袋に入って氷のベッドに寝転ぶんです」。気温はマイナスだったが、思いのほか寒くなく、快適に朝を迎えられたという。
©Harri Lindfors / Ski.fi
また、スキーなどのアクティビティを楽しんだあとは、素朴な 明かりが灯る夜の街に繰り出すのもいい。「レストランやカラオケバーでは冬のホリデイを満喫する観光客も、地元の人と、一緒になって盛り上がっています。ラップランドの冬の日常を垣間見た気がして、ワクワクしました」
●Chikaさんのお気に入りスポット
©Luvattu maa
毎年12月頃にオープンする、氷と雪で作られたロマンティックなホテル。中にはギャラリーやバー、チャペルもあって結婚式が挙げられる。併設の小屋にはサウナやスパも。
住所 : Akantie 180, Sirkka, Levi
カラオケバーとナイトクラブが併設され、DJイベントなどが開催される。「長期休暇中の人も多く、店内は陽気なムード満点。フィンランドビールやカクテル片手に、朗らかな歌声を楽しんで」
住所 : Keskuskuja 3, Levi
©Visit Levi
丘の上にあるレストランは、冬になると知る人ぞ知る展望台に。「ここから見た朝焼けは一面に広がるグラデーションが美しくて。まるで朝のオーロラのようだったことを覚えています」
住所 : Tuikuntie 11, Levi
■PROFILE
Chika(ちか)●フィンランドが好きすぎて12年以上通いつづけ、ディープな楽しみ方を味わい尽くした自他ともに認めるフィンランドオタク。会社員生活のかたわら寿司職人の修業を始め、ついに2022年春に移住。そんなこじらせライフを
「週末北欧部」にて発信中 。
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TRANSIT58号『春夏秋冬フィンランドに恋して』