地球上もっとも気まぐれな光といっても過言ではないオーロラ。ここでは、そんな儚くて美しいオーロラを見るために訪れたい10都市をピックアップしました。
1.フェアバンクス(アラスカ)
©︎Mark Wilson
アラスカの州都はジュノー、アラスカ最大の街はアンカレッジだけど、アラスカでオーロラを見るといったらフェアバンクスだ。 内陸部にあって晴天率が高く、オーロラ観測に適しているため、NASAやアラスカ大学のオーロラ研究施設もある。車で送迎してもらうオーロラツアーや、ロッジで宿泊しながらオーロラを観測することができる。周辺にあるチナホットスプリングスでは、温泉に入りながらオーロラ観測をすることもできる。
オーロラシーズン : 8月下旬~3月
2.ホワイトホース(カナダ)
©︎Keith Williams
カナダのユーコン準州の州都ホワイトホースでは、雄大で手付かずの自然のなか、ロッジやキャンプ場から自分のペースで観測できるのが魅力。連なる山々の背景にダイナミックなオーロラが浮かび上がる。
オーロラシーズン : 8月中旬~4月上旬
3.チャーチル(カナダ)
©︎Emmanuel Milou
ツンドラに佇む町。シロクマが集まることで知られ、10月頃ならシロクマとのオーロラ観測も夢じゃないかも? 夜行列車やオーロラ観測ドームもあり。犬ぞりやスノーシューといったアクティヴィティも合わせて楽しみたい。
オーロラシーズン : 9月〜11月
4.ロヴァニエミ(フィンランド)
©︎Fernando García Redondo
フィンランド北部にあるオーロラ観光のベースタウン。サンタクロース村があることでも有名で、一年を通してサンタクロースに出会うことができる。犬ぞりサファリなど冬のアクティビティも充実。昼は街歩きやショッピ ング、夜はオーロラを楽しみたい。
オーロラシーズン : 10月〜3月
5.キルナ(スウェーデン)
©︎Tamura
石炭が採れる炭鉱の町としても栄える、スウェーデン最北の都市。南のストックホルムから寝台列車で向かえば窓からオーロラが見られることも。近郊のアビスコ国立公園は音や灯りが少ないため、格好のオーロラ観測スポットだ。
オーロラシーズン : 10月〜3月
6.トロムソ(ノルウェー)
©︎Sennheiserz
ノルウェー北部にある北極圏の町・トロムソは「北欧のパリ」とも呼ばれる美しい街並みが魅力。そんな市街地からオーロラ観測できる。出現が17~25時頃と早いことや、真冬でもメキシコ湾流の影響で-10°Cと比較的暖かい気候なのがうれしい。観測所や博物館もある。
オーロラシーズン : 10月〜3月
7.レイキャビク(アイスランド)
©︎Tim Withnall
絵本のようなかわいらしい街中からオーロラを見ることができる。レイキャビクはその手軽さが魅力。街を起点としたオーロラ鑑賞ツアーが多く、空港との中間地点には温泉に浸かりながらオーロラが見られるブルーラグーンもある。
オーロラシーズン : 9月〜4月
8.イルリサット(グリーンランド)
©︎Lisa Ouellette
世界遺産に指定されているイルリサット・アイスフィヨルドの河口にある町。イルリサットとはイヌイットの言葉で「氷魂」を意味。その名のとおり、世界最大規模の氷山に出会える町だ。空気が乾燥しているため可視率が高く、ホテルからオーロラが眺められることも。
オーロラシーズン : 10月〜3月
9.クイーンズタウン(ニュージーランド)
©︎Bong Teo
青く澄んだ湖と岩石転がる山々が美しいリゾートタウン。白夜がなく、季節を問わず遭遇のチャ ンスがある。夏は湖でカヌー、冬はスキーを楽しみながら待ちたい。ニュージーランドは低緯度でオーロラが見えやすい場所に位置しているため、赤みがかったオーロラが発生しやすいともいわれている。
オーロラシーズン : 2月〜10月
10.タスマニア(オーストラリア)
©︎Davis Kwan
先カンブリア時代の岩や樹齢約2000年の大樹など世界遺産になった原生雨林を有する島。タスマニアは南極から風が吹いていて、「世界一空気が澄んでいる」といわれる。チリやホコリも少なく、天体観測にもよい立地なのだ。満天の星空にオーロラが舞う姿が確認できる。
オーロラシーズン : 2月〜10月
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