コメディも、ホラーも、青春ものも、隠れた名作揃いのタイ映画。そして地方色が豊かなところも、魅力のひとつ。
旅した気分になれるタイ映画を、地域ごとに紹介。地図を広げて見ていこう。
text=MAKO SHIRATA
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1.北部・チェンマイ『デュー あの時の君とボク』
© 2019 CJ MAJOR ENTERTAINMENT CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED
監督はチェンマイ在住。多数の映画・ドラマを地元で制作し、個人的な経験に基づく作品が多い。地方でLGBTQ+として生きる葛藤とタイ人によく見られる死生観が物語の鍵。
発売・販売:ハーク DVD発売中&デジタル配信中
2.東北部・イサーン地方『ブンミおじさんの森』
© Kick the Machine Films
イサーンのコーンケーン県で育ったアピチャッポン監督は、東北部を舞台にした作品を数多く撮っている。主人公ブンミの亡くなった妻や行方不明になった息子が姿を変えて現れるストーリー。
配給:ムヴィオラ
3.中部・バンコク『ハッピー・オールド・イヤー』
© 2019 GDH 559 Co., Ltd.
バンコクで生まれ育ったナワポン監督は、都市生活で感じた疑問をあざやかに映画にする名手。本作でもその手腕を発揮。ヒロインは家の断捨離をきっかけに、友人や元恋人のものを返して気持ちの整理を試みるが......。
デジタル配信中 配給:ザジフィルムズ、マクザム
4.東部・パタヤ『プアン/友だちと呼ばせて』
© 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.
『バッド・ジーニアス』のバズ監督の最新作。製作総指揮はウォン・カーウァイ。監督の半自叙伝的なストーリー で、過去の甘く苦い情景を、コラート、サムットソンクラーム、チェンマイ、ナコンサワン、パタヤの街が彩る。
公開中(2022年9月現在) 配給:ギャガ
5.南部・パッターニー『孤島の葬列』
© Kong Pahurak Photo courtesy of Extra Virgin
バンコク育ちのムスリムの女性がルーツを求めて南部パッターニーへ向かうロードムービー。国境紛争地帯で撮影は命がけ。16世紀に建造されたモスク、マスジド・クルーセも登場。
日本未公開
タイ映画を一つひとつ観ていると、ロケ地から特色が見えてきておもしろい。
精霊信仰が色濃いイサーンでは、 日常と非日常をつなぐようなホラー映画や芸術性の高い作品、国際都市バンコクでは、現代に生きる若者の悩みを描いた作品、ムスリムが多い南部では、宗教をテーマにした作品など、多彩な映画が生まれている。
映画を通してタイ社会も感じてみてください!
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