高層ビルが建ち並び、瀟酒な飲食店がオープンし、急成長を遂げるバンコク。
そんななか、漫画家のタムくんこと、ウィスット・ポンニミットさんと、
ファッションブランド〈VL BY VEE〉のデザイナー、ウィー(vee)さんの
素敵なカップルが案内してくれたのは、今も昔も変わらないバンコクの風景。
photography=MINA SOMA text=SAYOKA HAYASHI(TRANSIT)
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TRANSIT57号のパラパラ漫画(ページ下部。みなさん気づいてます?)の打ち合わせが終わり、タムくんとウィーちゃんと雑談していたある日のこと。バンコクでおすすめのお店をきくと、「人気のお店や場所はわからないよね」と二人は顔を見合わせた。休日の過ごし方を尋ねると、「近所が多いね。おいしいご飯屋さんもあるし」「バーンクンノン(Bang KhunNon)というところ。観光客が来るような場所ではないよ」と返ってきた。バーンクンノン!? 初めてきく地名だ。でも、とっても気になる!そんなわけで、別の日程で二人に地元を案内してもらうことになった。
TRANSIT57号にはマムアンちゃんのパラパラ漫画がついています!
チャオプラヤー川の西、トンブリー地区にあるバーンクンノン。最近MRT(メトロ)の駅もできて、中心部からのアクセスも格段によくなった。とはいえ、待ち合わせ当日、駅周辺にはツーリストの姿はない。「電車が通るようになったけれど、ここは昔から変わらないんだ」とタムくん。実はタムくん、バーンクンノンで生まれ育ったのだ。
目抜き通りを歩きながら、この辺りは昔は果物畑だったのだと教えてくれた。「バーンクンノンのドリアン」「バーンクンノンのみかん」といって、特産品として親しまれていたのだとか。「周辺は役所や裁判所とか国の施設があるから、一般の人はメイン通りに面している土地をなかなか所有できないの」とウィーちゃん。なるほど、商業施設や高層ビルがないのもそのせいなのかもしれない。
地域住民に愛される食堂。テイクアウトのお客さんも含めて、ひっきりなしにやって来る。
まず案内してくれたのは、地元の人で賑わう町の食堂。ゲーンやスープ、お惣菜各種がずらりと並んでいる。壁には店が水上マーケットで営業していた頃の写真が貼られていて、レトロな雰囲気もいい。「僕、辛いグリーンカレーが苦手だったんだけれど、ここのグリーンカレーは大好き」とはタムくんの言葉。「なんでもおいしいよ」というウィーちゃんの後押しで、グリーンカレーやガパオに加え、初めてタオチアオ(味噌とココナッツミルクのソースに野菜をディップして食べる料理)を注文。ご飯と米麺を一つのプレートに盛り、おかずを載せていただく。一口食べて、二人のおすすめの理由がなんとなくわかる。変に尖ったところのない、毎日でも食べたくなるような、やさしい味なのだ。
ご飯の上におかずを載せたワンプレートにしてもらえるので、一人のお客さんも多いのだとか。
食後は、さまざまな屋台が出ているバーンクンノンの通りを散策。2人がおすすめしてくれた屋台で買える伝統菓子とはどんなものなのでしょう。そして午後は郊外へと足を伸ばし、水上マーケットへ。
つづきはぜひTRANSIT57号でお楽しみください!
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