5月22日は、イエメン国家統一記念日です。1990年この日に、中東のアラビア半島南端部に位置する南北イエメンが統合されイエメン共和国が成立しました。
©︎Rod Waddington
アラビア半島の南西に位置するイエメン共和国。北はサウジアラビア、東はオマーンと国境を接しています。住民の大部分はアラブ人イスラム教徒でスンナ派は平野部に、ザイド派やイスマーイール派は高原地帯に多く住んでいます。
サナアの旧市街 ©︎*SHERWOOD*
あまり聞き馴染みのないイエメン共和国ですが、世界最古の街の一つと言われるサナアの旧市街は1986年に世界遺産に、2008年にはソコトラ諸島が世界自然遺産に登録されるなど、豊かな自然と歴史ある街並みが残る観光スポットがたくさん存在します。
ソコトラ諸島のの竜血樹 ©︎Rod Waddington
「砂漠のマンハッタン」や「最古の高層ビル群」と称され、独特な高層建築物が残るシバームは、3世紀頃から交易都市として栄えてきました。泥のレンガで作られた建物は、東西500m、南北400mという狭い城塞内にびっしりと、美しくグラフィカルに佇みます。こちらも、1982年に世界遺産に登録されている世界屈指の観光スポットの一つです。
シバームの高層ビル群 ©︎Bkar6190
ここで紹介した場所以外にもまだまだおすすめしたいスポットがたくさんあるイエメン共和国!この機会にぜひアラビアのダイナミックかつ伝統的な風情を味わう旅に出かけてみてはいかがですか。