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1844年の5月24日、モールスが世界初の長距離通信実験を行いました。モールスが「・(トン)」と「-(ツー)」という打電を組み合わせて文字を表現する「モールス信号」を発明したのは1838年でしたが、この日の公開実験で実用化に成功しました。
最初のメッセージは、旧約聖書からとった「これは神のなせるわざなり!(WHAT HATH GOD WROUGHT!)」だったとのことです。この実験は政府の手厚い支援を受けており、ワシントンからボルチモアまで40マイル(約60km)もの電線が架設されました。
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ボルチモアというとあまり聞きなれない名前かもしれませんが、アメリカ合衆国国歌や星条旗が誕生した場所でもあるなど、とても古く歴史ある街です。東海岸のメリーランド州に位置し、かつてはヨーロッパからの玄関口として機能する港町でした。
港町らしく、現在でもシーフードグルメが充実しています。特にカニを使った料理が人気です。名物の「クラブケーキ」はカニの身をハンバーグ状にしたような料理。ボルチモアでしか食べられない贅沢な美味しさで必食です。
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また、ボルチモアは昔の趣を残したまま再開発した都市ですが、水族館や海洋博物館など、近年では海洋関係の施設も充実しています。なかでも国立ボルチモア水族館は、深海や岩場や熱帯雨林などのさまざまな自然環境を体感できる、アメリカ最大級の水族館です。
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過去と未来の交差する美しい港町ボルチモアで、アメリカの歴史と海洋文化に浸ってみてはい
かがでしょう。