7月1日は、香港がイギリスから中国に「返還」された日です。
バウヒニア像 ©Tksteven
150年以上にわたってイギリス領の一部として、中国大陸におけるイギリス資本主義の拠点となった香港ですが、1997年のこの日、中国に返還されました。「一国二制度」の原理のもと、特別行政区として認められて現在に至ります。
街を歩けば、たった25年前まではイギリス領だったその名残を随所に感じることができます。
香港随一のナイトスポットである蘭桂坊 (ランカイフォン)は、坂道の両側に100軒以上のレストランやバーが軒を連ね、西洋人観光客で賑わいます。ハードロックカフェをはじめとして英語の看板が所狭しと並び、「ここは本当に香港?」と疑いたくなるほど。
©Wei-Te Wong
また、街の象徴として地元民に愛される山は「ヴィクトリア・ピーク」と呼ばれ、観光客にも人気のスポットとなっています。そこから見下ろす夜の街は、「100万ドルの夜景」と称され、香港の代名詞として世界中に知られています。
©PrzemekJaczewski
中国風の街並みと食文化を堪能しつつも、イギリス文化の名残を楽しんでみては?