Podcast「TRANSIT Worldview〜旅と世界のはなし〜」では、最新号をより深く楽しむための制作秘話を話したり、ときにはゲストを迎えて国内外の知られざる世界をお届けしています。
TRANSIT55号「未来に残したい海の楽園へ」特集の副読回として、編集長の林紗代香と編集の福田香波がお話しました。
#6では、特集を制作する過程でそれぞれが気になった「海のこと」について。
バカンスを過ごすならハワイでサーフィンがしたい、という福田のピックアップは先住民「カナカ・マオリ」の物語(P.54「太陽が顔をだすこの島で」写真=TARA ROCK 文=DANIEL IKAIKA ITO)、何も気にせず、のんびり海で心地よく過ごしてみたいという林はスペイン・カタルーニャのビーチでの過ごし方について(P.105「カタルーニャの休日」写真・文=YAYOI SAWADA)。そしてP.90「海は人間に健康をもたらす?」で紹介した古代ギリシャからあった海洋療法=タラソテラピーのこと、日本でも江戸時代に「潮湯治」という言葉があったというネタについてもお話ししています。
アジア・北米・オセアニア・中南米・ヨーロッパ・中東・アフリカと、全世界を網羅したエコフレンドリーなリゾートホテルの紹介企画(P.169「未来をつくる海の楽園ガイド」)から、林と福田がいつか行きたいホテルをピックアップ! 夢が膨らむと同時に、環境を保護しながら旅する責任について考えています。
#7では前回につづき、林と福田がお話ししています。今回は「未来に残したい」というタイトルに込めた想いについて。
世界最大の珊瑚礁群、オーストラリアのグレートバリアリーフについての企画から(P.20「海の森の小さな生き物たち」写真=CHRISTOPHER BRUNNER, 文=CAMERON ALLAN MCKEAN)。2億4000万年前に誕生後、生き物が絶滅した時期を何度も乗り越えた珊瑚が、現在、絶滅の危機にあるという事実を知るのです。
マレーシアのボルネオ島東部の海上で、船を住処として漁をつづける「バジャウ」という民の美しい姿と厳しい日常について(P.38「海の民が教えてくれた」写真・文=HIROSHI ASAI)。
そして一度極地を訪れた人がその魅力に虜になり何度も通ってしまう「Polar Bug(極地病)」に罹患したニュージーランドの写真家JOHN BOZINOVが訴える気候変動問題について(P.118「極海をゆく」)。
今号の付録は「海の生き物図鑑」ポスターです(イラスト=KAORU SATO)。可愛い海の生き物たちが一同に泳ぐ世界が広がりますが、それらは実はレッドリストに登録されている54種類なのです。
そのほか、砂の温度で卵を産み分けるウミガメの生態のことや、海と森をつなぐマングローブ林と出会った西表島・石垣島国立公園への旅のこと。私たちの日常生活が山にも海にもつながっているということについて。
何はともあれ、まずは海に遊びに行ってみることから!
ぜひ、本誌とあわせてお楽しみください。
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