海を愛する20人の言葉を聞こう!
『海と暮らす〜SEAWARD TRIP〜』
6/15発売 小山内 隆さん編著

News - 2023.06.14
いよいよ夏が近づいてきて、旅先の計画にビーチを思い浮かべている人もいるのでは? 海の旅が好きな人も、海を近くに感じて暮らしている人も、そうでない人も、ぜひ手にとってほしい本『海と暮らす〜SEAWARD TRIP〜』が、6月15日(木)に発売されます。

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編著を務めたのは、国内外のさまざまな美しい海やサーフカルチャーについて造詣の深い編集者・ライターの小山内隆さん。『TRANSIT40 ポルトガル号』でも写真家の山田博行さんとともに海の旅を執筆してもらっています。『海と暮らす〜SEAWARD TRIP〜』は小山内さんが、海にかかわって仕事をする専門家やクリエイターなど有識者20人を迎え、それぞれに海の疑問に答えてもらったインタビュー集です。

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©︎牧野吉宏

本の目次には、気になる問いかけと気になる人たちの面々がずらりと並びます。

・自然写真家は何を撮っているんですか? (自然写真家・高砂淳二さん)
・"風の島"の人たちの生き方は日本と何が違いましたか? (ウォーターマン・阿出川潤さん)
・"伝説的なサーフショップ"をなぜ事業承継するのですか?(ユナイテッドアローズ・清水学さん、秋山晃二さん)
・なぜ"世界のホンダ"が、日本の海を掃除するのですか?(本田技研工業ビーチクリーン活動担当・前原洋一さん、木村嘉洋さん)
・伝統航海カヌーで海を越えると、そこには何がありましたか? (「ホクレア」乗組員・デニス・チャンさん)
・どうして自然を法律で守るのですか? (環境省自然環境局・尾碕恵美さん)
・太平洋沿岸にある鹿島灘海浜公園は今後どう進化しますか?(茨城県鉾田市建設部・菊池信幸さん、市村航祐さん)
・氷河に水の循環を感じますか?(写真家・山田博行さん)
・リゾート開発は自然を壊しませんか? (星野リゾート代表取締役・星野佳路さん)

など

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©︎PAK OK SUN(CUBE)

地球の7割を占める海には、ゴミ問題をはじめとするさまざまな課題があります。とくに日本の海問題は深刻。海岸侵食により砂浜が後退しており、砂浜を維持するために堤防建設などによる護岸が進むことで、自然景観のままのビーチが少なくなっているのです。そのような現実を前に、この本では有識者たちの生きた言葉が「海は人生を豊かにしてくれる」ということを教えてくれます。

この本を読めば、海や自然とともに上手に暮らすためのヒントが見つかるはず。海への冒険心や好奇心も刺激してくれる一冊です。

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©︎古川勇気


TRANSIT 55号『未来に残したい海の楽園へ』でも、世界の海の環境問題をはじめ、海の歴史や、個性的な動植物の生態、いつかは訪れたいビーチリゾートなど、広い視点で海のことを特集しています。ぜひこちらもあわせてお楽しみください!

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■PROFILE
小山内 隆(おさない・たかし)●サーフィン専門誌とスノーボード専門誌で編集長を務めた後、フリーランスの編集ライターとなる。雑誌やウェブマガジンなどで、旅やサーフィン、ファッション、アートといったテーマを中心に編集・執筆を行う。男性ファッション誌『OCEANS』ではコラム「SEAWARD TRIP」を10年にわたり連載し、加筆・再編集した書籍『海と暮らす〜SEAWARD TRIP〜』を上梓。

■INFORMATION
『海と暮らす〜SEAWARD TRIP〜』(イカロス出版) 2023年6月15日(木)発売、1980円
Amazonページはこちら

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©︎ペドロ・ゴメス

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