Podcast「TRANSIT Worldview〜旅と世界のはなし〜」では、最新号をより深く楽しむための制作秘話を話したり、ときにはゲストを迎えて国内外の知られざる世界をお届けしています。
TRANSIT55号「未来に残したい海の楽園へ」特集の副読回として、今回は、編集部の山口優希が聞き手を務めます。
謎の多い「海底」について、P128「海底には何が眠る?地球の歴史ミステリー」で取材に応じてくださった地質学者の佐野貴司先生をお迎えしました。
海底の火山をご専門に、船上で1〜2カ月生活しながら、3000〜4000m海の下にバケツをおろして地質調査をするという佐野さん。海の上で数十名との共同生活をしたり、反対に陸上で調査するときの意外なご苦労などもお話いただきました。
海を含めて、世界にどのくらいあるのかはわからないという火山。私たちが知らない間に噴火している火山がたくさんあるということや、私たちが見に行ける火山についても聞きました。
佐野さんは、静岡県、富士山の麓で育ち、少年時代の出来事が地質や火山の道に進んだきっかけだそうです。学生時代に訪れたインドでの火山調査の話も伺いました。
そして、海中に没したとされる伝説上のアトランティス、ムー大陸ではなく、本当に海の底に沈んでしまったかもしれない「オントンジャワ海台」について、佐野さんが現在進めている調査の話も。
まだまだ謎が多いからこそ、海にはロマンがあるのですね。
どうぞ本誌とあわせてお楽しみください。
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illustration=KEIJI YANO