旅×投資=?
世界と能動的にかかわる二つの方法。
NZAM×TRANSIT 特別企画がスタート!

仕事に打ち込んだり、家族のケアをしたり、趣味に没頭したり......。社会とのかかわり方は人それぞれだが、さらにもう一歩、広く深く踏み込むためには、どのような選択肢があるだろうか。

世界の美しい風景や文化を求めて旅してきたTRANSITと、投資によってよりよい社会・未来を創り上げることを目指す資産運用会社NZAM。"旅×投資"という一見「異色」にも見えるコラボを通して、その答えを探ることにした。

NZAMいわく投資することは、「自分が社会の一員であることを能動的に自覚すること」。

旅の仕方が人によって異なるように、どんな投資が向いているかも人それぞれだ。 「次はどこを旅しようか」と考える時間を楽しむように、投資についてじっくり楽しく理解していこう。



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「NZAM × TRANSIT ともに見つめる先にある未来」と題した企画がスタート。TRANSIT61号より(以下同)


旅×投資 =? なぜNZAMとTRANSITがコラボをするのか


林:今回、TRANSITがNZAMさんとコラボさせていただくということで、ついに9月号が発売さ れました。「旅と投資」というのは不思議な組み合わせのように捉える方も多いと思います 。NZAMの皆さんは、TRANSITをお読みになってくださっていると聞きましたが、反響はいか がでしたでしょうか?

NZAM:もともとNZAM内にもTRANSITを愛読しているものもいて、今回コラボした9月号を社内で見せたら、すごく興味をもってもらえました。最新のイタリア号も、文化や歴史まで本当に丁寧に掘り下げられていて、みんな「次の旅行はイタリアにしたい!」と言っていました。

TRANSITと一般的な旅行雑誌の違いは、旅行を終えて帰ってからも読み直したくなることだと思うんです。それは、ただ現地の情報を切り出して旅の役に立ててください、ではなくて、その背景にある文化や人びとの暮らしの素晴らしさを伝えるような内容だからではないでしょうか。

林:たくさんお褒めの言葉をいただき恐縮です(笑)旅先の情報だけでなく、現地の文化や人びとの暮らし、自然の美しさまで読者の方々に体感してもらうというのは、私たちが大事にしていることです。

NZAM:それは投資にもつながる話だと思っています。投資というと、ただ数値を追いかけるようなイメージをもたれがちだし、そういうやり方もたしかにある。でも私たちが提案したいのは、数値的な結果だけではなく、たとえば米国株ってどういう仕組みで上がっていて、それが日本に暮らす自分にはどういう影響があって、という背景の部分も理解しながら、投資を人生の一部として楽しむことなんです。

そういう意味でも、TRANSITさんと一緒になって投資について考えていくことは、非常に意義のあることだと感じています。

林:おこがましいですが、世界の国の美しいモノやコト、ヒトを深掘りして紹介することで、「地球そのものへの投資」、歴史的建造物といった価値ある「文化への投資」、先住民や少数民族などの「人間への投資」につながるのではないかと考えて雑誌を制作しています。そういった点でも、NZAMさんと共通する感覚をもっている気がします。

NZAM:旅に出かけて日本とは違う文化的背景に触れると、自分の価値観を多角的な視点で見つめ直すことができますよね。それは投資も同じで、自分が社会のなかでどういう立ち位置にいて、何にお金を使うか。自分を世界の構成する人間の一人として振り返るツールとしても、投資は非常に役に立ちます。

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左から、今回のコラボレーション企画を共に制作している企画部部長・須藤さん、企画部商品開発グループ副部長・冨岡さん、TRANSIT編集長 林 紗代香

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企画部経営企画グループ次長・岩浅さん。


投資は、世界の動きを自分ごと化する


林:「お金=幸せ」ではないから、お金としての価値だけだとちょっと寂しいし物足りない。でも、世界とかかわるツールとしての投資というのは、新鮮な視点ですね。

NZAM:投資することの面白さというのは、世界の動きを自分ごととして捉えるようになることではないかと思うんです。普通に日本で生きていたら、日本から遠く離れた、例えばインドのニュースに興味をもつことってあまりない。でも、自分がインドの株を買ってみると、途端にインドの政治経済のニュースが面白くなる(笑)

林:投資した先に、自分が期待する社会や国の未来があると思うと、ワクワクしますね。世界の動きを面白く見ることができるようになる気がします。

NZAM:そうなんです。たとえば自分が旅をして好きになった国に投資をすれば、その旅で出会った人びとの暮らしの向上に寄与することになるかもしれない。その国の「当事者」として、さらに好奇心が湧いてきますよね。投資も外国の国々も、日本人にとっては日常的には触れる機会が少なくて、何となく距離を感じてしまうものですけど、"自分ごと"として興味をもって知ることができれば、人生をより豊かにすることができると感じています。

林:なるほど!それはTRANSITが考える旅の意味とぴったり一致しますね。

NZAM:一人一人の持つお金は小さな額でも、投票と一緒で、個人の思いが寄り集まって大きな力になる。それによって社会が変わっていくのを目にすることができるんです。

とくに日本には、「わざわざ投資なんてしなくても、普通にコツコツ貯金すればいいじゃないか」という考え方も根強くあります。でも実は、投資することは社会と新たに深くつながり、世界の動きを自分ごと化できる面白さがある。そういうところを入り口にして、投資に対するイメージを変えていければいいなと思います。

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3パートに分かれたコラボレーション企画の一つ、「世界を知る旅に出る」。第1回目の国はアメリカ。


「日用品のように手触り感のある投資」を日常に


林:NISAのように個人が少額で投資を始めやすい税制の仕組みも浸透してきてますし、私自身、資産運用についてとても興味があります。ただ、いろいろな情報や選択肢があって、わからない用語とかもあり、ちょっと手が伸ばせないでいました。

NZAM:NZAMのブランドコンセプトのひとつに、「手触り感のある投資」ということを掲げています。日常の中に当たり前にあるようなものとして、投資を捉えてもらいたい。ただ、そのためにこそ投資についてよく理解する必要があるので、そのお手伝いすることも私たちの重要な役目です。

林:投資を身近に感じてもらうために、具体的にはどういう工夫をされているのでしょうか?

NZAM:まず意識しているのは、むやみに商品を増やさず、慎重に厳選することです。初めて投資する方にとくに多いのは、選択肢のバリエーションがいろいろとありすぎて、結局どうしたらいいかわからなくなってしまうということ。だからこそ私たちは、まず買うならこれは抑えたい、というベーシックなラインナップを中心に据えて、選びやすさを重視しています。

林:私のような初心者が、一つ一つ会社を調べて、組み合わせを選んで、というのはどうしてもハードルが高いんですよね。だから選択肢がコンパクトにまとまっているのは、すごくありがたいです。

NZAM:そうですよね。それぞれの価値観にあわせて適切に選択してもらうためには、わかりやすくシンプルなラインナップであることが重要だと考えています。

選び方が初心者にもわかりやすい一方で、きちんと玄人の目線をおさえているのが、うちの強みだと思います。実はNZAMは、個人向け商品よりもプロの機関投資家向けの商品提供の方が多くて、プロ向け商品で培ったノウハウを個人向け商品の開発にも活かしてるんです。

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「世界とつながる投資のキホン」というテーマで、投資及び投資信託について解説する企画も。

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国内の状況が変わりつつある今、日本には無限の可能性が広がる


林:取材や旅行で外国を訪れると、経済成長の面で日本とのギャップを感じることがあります。とくにアジアやインドの勢いはすごく、社会全体が今まさに成長していることを肌で感じますね。

NZAM:日本にいると感じにくいですが、長い目で見ると世界経済は今も着実に成長をつづけています。これは、その恩恵を受けられるようなかたちで投資を組み入れることで、自分の資産も成長していく可能性が高いということでもあります。

林:海外では、投資を当たり前のこととしてやっている人が多いようにも感じるのですが、やはり日本人は投資への意識が世界に比べて低いのでしょうか?

NZAM:他の先進国などと比べると、日本は預貯金の比率が高くて、まだまだ投資には消極的というのが現実かと思います。

もともと日本は預貯金の金利が高かったので、預けておけば安心というような状態だったんです。物価もそこまで上がらないし、終身雇用でコツコツ働いて生きていれば大丈夫というマインドが根強くあった。投資するモチベーションが湧きづらい構造だったのかなと。でも今はご存知の通り、状況は変わりつつありますよね。

林:ということは、これからは日本人も投資への意識が高まっていくことになるのでしょうか。

NZAM:そう思います。投資に回っていない資産がまだ沢山あるということは、裏返せば、ものすごく大きな可能性が埋まっているともいえます。資産運用の仕方次第で、個人としても国としても、景色が大きく変わるチャンスがあるということです。

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次の旅先を決めるように、自分に合った投資を


林:お話を伺っているうちに、投資に対するイメージも変わってきました。まずは少額から、無理のない範囲で始めてみたいと思います。

NZAM:うちの社員でも、毎日500円ずつ、コーヒー代を振り向けるような気分でコツコツ投資に積み立てている人がいます。自分にとって無理のない金額とやり方で、長いスパンでつづけることが重要だと思います。

「預金のまま持っていれば減りはしないから大丈夫」と思われがちですが、そうとも限らない。インフレで物価が上がったら、お金の価値は相対的に下がってしまいます。もちろん「ここに投資すれば絶対上がる」なんてことはいえない。でもだからこそ、リスクを分散しておく意識が大事です。

結局は、運用のバランスは人それぞれですよね。どの国、どの会社、どんな未来に期待したいか、どれくらいリスクをとりたいか。それはライフプランやライフステージによって変わります。

林:そう聞くと、旅先を決めるみたいでワクワクしますね。行き先も期間もルートも自分で選択して、どうなるか見届けつつ、また考える。

NZAM:とりあえず旅先に行ってみると世界が広がるのと同じように、投資もまず始めて見ると自分の世界も広がる感覚があります。その一歩を踏み出す準備として、投資のことを楽しく理解してもらえたらと思っています。

林:投資がどういうきっかけで生まれて、今の世の中ではどういう位置付けになっていて、具体的にはどういう種類があるのか。そしてそのなかにある「投資信託」という選択肢についても、これから一つ一つ、一緒に学んでいけたらと思います。



INFORMATION
特設サイトでは、NZAMとTRANSITのコラボレーション企画を随時公開していきます。

「NZAM × TRANSIT ともに見つめる先にある未来」 20231017_NZAM_000.jpg

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