TRANSIT編集部の小さな旅の記録を、徒然なるままに写真と言葉で綴った「Travelog」。旅の途中でノートの隅に走り書きした電車の時刻、街角で耳にした音楽、コーヒースタンドで済ませた朝食、現地の人と交わしたいくつかの言葉.....そんな他愛もない旅の断片たちを集めた。
今回は、トータルビューティーカンパニー
〈uka〉とコラボしたスペシャル版。
TRANSIT62号『コーカサス特集』の取材では、編集部メンバーがukaのプロダクトとともに旅をしました。取材の裏側とともに、旅の気分を上げたり、疲れを癒やしたりしてくれたukaのプロダクトをご紹介します。
第一回でアルメニアの首都エレバンに到着した編集部。今回は、エレバンから田舎町のハフパットへの旅の記録です。
【ROUTE】アルメニア・エレバン〜ハフパット
photography=HINANO KIMOTO
text=YUE MOROZUMI(TRANSIT)
今日はアルメニアの山間にある、ハフパットという小さな村へ行く。首都エレバンから約5時間の長距離タクシー移動だ。窓の外からエレバンの街並みを眺め、名残惜しい気持ちになる。出発直前、ちょっと気合を入れたくて、ukaの香水「7:15」をつけた。柚子やヒノキのやわらかな香りは、使う人やシチュエーションを選ばないだろう。そしていよいよ出発のとき。よく手入れはされているが、もう20〜30年は使っているであろう古いタクシーに乗り込んだ。
●Travel Tips......
uka perfume 7:15
道中は見渡す限り荒野が広がっていた。そして時折横切る牛や馬。荒涼とした大地はときに猛々しい岩肌になったり、黄色く色づいた紅葉を見せてくれたりする。大自然に満ちたアルメニアの車窓を、狭いタクシーのなかで縮こまりながらぼんやり眺めていた。
アルメニアは乾燥した気候なので、手指がカサつく。それに長時間タクシーに乗っていると、ただ座っているだけなのにちょっと疲れも感じる。ukaのネイルオイルで保湿しながら、気分転換をはかる。ほのかに香るバニラに、運転手のお兄さんも「それ、いい香りだね」とにっこり微笑む。
●Travel Tips......
uka nail oil basic
ついにハフパット村に到着した。この村には、世界遺産にも登録されている歴史ある修道院がある。風通しのよい清々しい丘の上に建つハフパット修道院を中心に民家が点在する、小さな小さな田舎町。修道院を見学していたら、たまたま出会ったお母さんが話しかけてくれて、お家にお邪魔させてもらえることになった。小ぶりなカップになみなみ注がれたコーヒーは、アルメニア流のどろっとしたもの。そこにちょうどよくケーキが焼けて、ほかほかのケーキをお母さんが手際よく切り分けてくれた。あたりにただよう、コーヒーの香ばしいにおいと、卵と砂糖の入り混じった甘やかな香り。一家のみんなに交って、おやつタイムがスタート。おしゃべりしたり、ぼうっと景色を眺めたり。まるで実家に帰ったような時間に、長旅でぴんと張り詰めていた糸がふっとゆるんだ気がした。
宿のチェックインを済ませて、部屋で荷解きをする。いつもと違う環境でも、普段使っているシャンプーやトリートメントがあれば、なんだか安心できる。ボディソープやボディミルクも入ったトラベルセットを洗面所に並べて、リラックスタイムを過ごす準備は万全。明日もできれば朝から散策したいし、今日はさっとシャワーを浴びて早めに寝よう。旅の高揚感を抑えきれないまま、足早にバスルームへと向かった。
●Travel Tips......
uka to go A
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世界のいろんな街に暮らす人たちに出会い、日々を美しく過ごすためのルーティーンについて紹介しています。コーカサスの旅ではvol.3 アルメニア 編、vol.4 ジョージア編が公開されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
→旅するuka vol.3 アルメニア編は
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→旅するuka vol.4 ジョージア編は
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