ここは東南アジアの熱帯雨林に生息する固有動物たちを中心に集めた夢の熱帯動物園。 "生き物の楽園" ともいわれる3国の熱帯雨林に生息する、ユニークな動物たちが暮らしています。
コモドオオトカゲにスマトラトラ、オランウータンなどの花形選手から、ジャワマメジカやマレーバクなどの隠れ人気動物まで。生き物リストと照らし合わせながら、密林に潜む動物たちを見つけてみてください!
illustration= HIROCHIKA MACHIDA
text= TRANSIT
①メガネザル
草陰に大目玉のハンターあり
抜群の跳躍力で、木から木へ跳びまわる小さなサル。脳よりも大きな目で暗闇から昆虫を探し出し捕食する。
②テングザル
大きな鼻は大人の証拠
天狗のような長い鼻が特徴で、食事どきには邪魔になるほど。サルでは珍しく果実ではなく葉っぱを主食とする。
③オランウータン
樹上で暮らす "森の人"
マレー語で「Orang=人」「Hutan=森」の意味。子育て期以外は単独生活をしているが、どこに仲間がいるかは把握している。
④コモドオオトカゲ
会いにいける恐竜 ?
「恐竜の生き残り」とも称される世界最大級のトカゲ。尻尾まで含めると全長3mにもなる。自分より大きなシカも食べる。
⑤スマトラトラ
南の島に暮らす唯一のトラ
トラのなかでは最南端で唯一島に生息。泳ぎや木登りが得意。乱獲で減少し、自然界での生息数は300~400頭と推測される。
⑥ボルネオゾウ
世界一小さいゾウ
世界一小さなゾウ。小さな体に大きな耳、長いしっぽが特徴。おとなしい性格。農業被害による殺傷から絶滅に瀕している。
⑦クロザル
<笑顔で集団生活も円滑に
モヒカンヘアのクロザルは表情豊かなサルとしても知られる。敵意がないことを示すために歯を見せて笑ったような顔をする。
⑧ベニフウチョウ
ダンスが得意な極楽鳥
オスは明るい茶色と黄色の美しい飾り羽を使って求愛のダンスをする。インドネシア紙幣のデザインに採用されたことも。
⑨アカミノフウチョウ
黒に極彩色が映える極楽鳥
オスは色鮮やかで、黒、赤、黄、青、緑の羽毛、カールした尾羽をもち、自分の縄張りを掃除したり求愛ポーズでメスにアピールする。
⑩マレーバク
黒と白の身体が目印
熱帯雨林の河川や沼地を好み泳ぎが得意。単独生活をする。夜行性で目がよく見えない分、嗅覚と聴覚が優れている。
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本誌ではそのほか、インドネシア、マレーシア、シンガポールの民族や宗教、文化をたっぷり紹介。3国の歴史やお祭りカレンダー、マレーシア・インドネシアの隣国ブルネイ・ダルサラームのひみつまで、エネルギッシュな東南アジアの魅力をたっぷり詰め込んだ1冊となっています。3国の溢れるエネルギーに圧倒されること間違いなし!
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