久しぶりの海外旅行にもぴったりな
ニュージーランドへの旅
〜事前準備編〜

日本でも海外旅行客の受け入れが少しずつ始まったり、出入国時の隔離が緩和されたりと、世界を再び旅できるようになるのかも?というムードの昨今。海外に行くとしたら、どこに行こうかな...なんて計画を立て始めている人も多いのでは。

今回、TRANSIT編集部のひとりが約2年ぶりの海外渡航先に選んだのは、ニュージーランド!
治安もよく、時差もたった3時間(サマータイム適用期間外)なので、久しぶりの海外旅行先にもぴったり。今回訪れたのは、北島・オークランドと南島・クイーンズタウンの2都市。それぞれの魅力を、3つのキーワードをもとに紐解いていく。

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と、その前に久しぶりの海外旅行。
今回の記事では、事前準備編として、NZのコロナ対策と、渡航時の様子についてみていきたい。

まずは、気になるニュージーランドのコロナ対策について。ニュージーランドではマスク着用の有無の線引きは、かなり明確に決まっており、編集部が訪れた2022年6月時点では感染リスクが高い人も生活上訪れる必要がある場所(スーパーや病院、公共施設など)はマスクを着用する必要があった。

だが、状況は刻一刻と変化しており、2022年9月12日には、ニュージーランド政府が、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として導入していた、以下規制/義務を撤廃すると発表した。

・医療施設と高齢者介護施設を除き、全てのマスク着用義務を撤廃。
・陽性者は7日間の隔離が義務付けられるが、家庭内接触者は隔離義務がなくなる。
・ワクチンの接種義務も26日に全て廃止


ただし、感染状況によって変更になる可能性もあるため、渡航の際は必ず事前にニュージーランド政府観光局のHPなどをチェックしてほしい。

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マスクなしで談笑する様子もみられるが、カフェやレストランはテラス席も多いので不安も少ない。

制限は撤廃されたとはいえ、国民のワクチン接種率も95%と、コロナに対する予防意識はかなり高い。アルコールスプレーや体温計などもほとんどの施設で設置されているので、感染対策に対する徹底度合いは、日本に近しい水準だ。万が一罹患しても高度な医療設備が整っている国なので、比較的安心して旅行できる国のひとつといえるだろう。


渡航するときに必要となるものは?


とはいえ、実際に渡航するとなると、さまざまな規制や書類が必要になるのでは、と思う方も多いだろう。

2022年9月1日時点では、規制緩和が進んでおり、日本から渡航するワクチン接種済みの旅行者は、入国後の隔離措置なしでの入国が可能になった。さらに6月20日からはCOVID-19の出発前テスト及び陰性証明の提示も不要に。

帰国の際はニュージーランドは日本政府発表の水際対策の国・地域区分にて「青区分」に指定されているため、ワクチン接種の有無にかかわらず、日本国内到着時の検査が不要、待機時間の解除、隔離も不要。2022年9月7日以降からはワクチン接種証明を提示の場合は、ニュージーランドからの出国前検査及び陰性証明の提示が不要となっている。

つまり、基本的には、ワクチンを接種&接種証明書を取得している場合はほとんど以前と変わらない準備で渡航が可能。ただし、状況は常に変化する可能性があるため、ニュージーランド政府観光局HPに掲載されている最新情報を常にチェックしてほしい。


いざ、ニュージーランドへ出発!


日本から飛行機で約10時間半のニュージーランドは、南半球に浮かぶ島国で、面積は日本と同程度。時差は3時間なので、日本にいる家族や友人とも比較的連絡がとりやすい。また、成田空港からオークランドまではニュージーランド航空による直行便が就航しているため、乗り継ぎが不安な人もスムーズな渡航が可能だ。
※ニュージーランド航空の最新の運航スケジュールはこちらをチェック。
https://www.airnewzealand.jp/

今回、編集部もニュージーランド航空を利用し、まずはオークランド空港を目指す。ニュージーランド航空の飛行機は、黒と白を基調としたシックなカラーリングが特徴だ。チェックインを済ませ、荷物も預け搭乗する。ピンク色のライトで照らされた機内に足を踏み入れると、一気に気分が高揚してくる。

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いよいよ離陸......の前に流れる安全ビデオにも、ニュージーランドらしいエッセンスが。
先住民・マオリの言葉で「人と場所を守る」という意味をもつ「ティアキ」。今現在から未来の世代まで、ニュージーランドを守っていくという、国民が大切にしている精神「ティアキ・プロミス」を紹介しながら、ストーリー仕立てで機内安全についてしっかり知ることができるのだ。
こちらのビデオはYoutubeでも観ることができる。


そうしているうちに、ついに成田空港を出発。夜18:30に飛び立った飛行機がオークランドに到着するのは、 翌朝8:00。飛行機のなかで一晩を過ごすこととなる。
ニュージーランド航空のシートは比較的広く、感触もふかふか。とはいえ、座席が狭くてなかなか寝付けない...という人もいるだろう。そんな方におすすめのサービスがエコノミー「スカイカウチ」だ。
1人で3席を使用でき、フットレストを最大限に上げるとフルフラットシートになる。身長160cmくらいの人ならば足をまっすぐ伸ばしてもすっぽりおさまり、快適に過ごすことができるのだ。

before_1.jpg 寝転がって映画を観たり、ちょっとストレッチをしたり、疲れをため込まないようゆっくり眠ったり......と過ごし方の幅も広がる。

before travel_5.jpg ぐっすり眠っているうちに10時間半はあっという間に過ぎ、ついにオークランド空港へ到着!
次の記事からは、いよいよオークランドを散策します。最新スポットから島旅まで、その魅力をたっぷりお届けする予定です。お楽しみに!


前編・オークランド編はこちら
後編・クイーンズタウン編はこちら



ニュージーランドの最新インフォメーションや旅行に役立つトピックスなどはニュージーランド政府観光局のHPやSNSをチェック!

<ニュージーランド政府観光局>
HP  https://www.newzealand.com/jp/
Twitter  https://twitter.com/purenzinjapan

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